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カテゴリ:ミュージシャン
アニーさんのルネッサンスは高校生の時から聴いているので”ルネッサンスの本流”という感覚でしかないのだが実はアニーさんが登場した『Prologue』(1972年)がバンドのデビュー・アルバムではない、ということを初めて知った時の驚き、、、、
まぁボクはヤードバーズをリアルタイムで知らなかったので最初にキース・レルフという名前を聞いたのはツェッペリンを知った後だったしそもそも”ヤードバーズ=三大ギタリスト”という図式しか頭に無かったし何よりも曲自体をほんの数曲しか知らなかったわけ だからツェッペリンとルネッサンスがこんな形で繋がろうとは夢にも思わなかったのである そして大人になってようやくアニー期以前のいわゆる”オリジナル・ルネッサンス”を聴いたわけだが印象が随分と違っていたので本格的に好きにはなれなかったというのが正直なところ しかしその後キャプテン・ビヨンド経由でアルマゲドンの『ARMAGEDDON』(1975年)を聴いてからオリジナル・ルネッサンスの本来の意図が理解できた気がしてどんどん好きになっていった 2004年になってそのオリジナル・ルネッサンスの2枚がカップリングとなって(2in1)CD発売されたのを期に再び購入 ジャケットが本来の物と違うので違和感があるがジェーン嬢が顔出しになっててよろしい♪ ヤードバーズのキース・レルフとジム・マッカーティが中心となって1969年に結成したのがこのオリジナル・ルネッサンス といってもそのヤードバーズを解散した後2人はトゥゲザーというフォーク・デュオを結成している このフォークへのアプローチがそのままルネッサンスへと流れたわけでこのアルバムを聴くとその意図が汲める内容となっている そういう事もあってちょっとハスキーで声量の無いキースの妹ジェーンの採用はよりフォーク調のサウンドを明確にしているし、逆にジェーンのリードボーカルでない楽曲はヤードバーズの片鱗というかアルマゲドンの方向性を予感させるサウンドとなっているのが面白いところ ていうか、このオリジナル・ルネッサンスの核がピアノのジョン・ホウケン氏が握っているかのように大活躍を魅せているのが特徴 当時のライブ映像を観るととっても神経質そうな顔で(←超失礼)他の介入を許さないといったいかにも音楽家というオーラが漂っている彼だがフォークとクラシックを融合させようと試みたオリジナル・ルネッサンスには欠かせない存在でもあった(ので是非ピアノのプレイに耳を傾けて欲しい) この曲はジェーンがリード・ボーカルを取るフォーク色の強いナンバー 【Renaissance / Island 】 後半はホウケンのピアノが光っている ラストは幻想的かつクラシックな雰囲気になって後のルネッサンスに通じるものがある いずれにしてもこの初期のルネッサンスは聴くたびにどんどん好きになっていく不思議な作品です Renaissance ルネッサンス / Renaissance 輸入盤 【CD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月07日 10時48分50秒
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