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テーマ:クラシックロック(754)
カテゴリ:ここを聴け!
その昔、音楽雑誌に有名音楽評論家によるロック・アルバムのベスト10が載っていてまだハードロックを聴き始めて間もないロマネスク少年はそれを参考にして順番にレコードを買ってた
時はちょうどパンクブームが到来したばかりでその時の最新アルバムとしてセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ』(1977年)を早速挙げる評論家もいた …が、やはり王道のアルバムを挙げる評論家も多くまだまだオールド・ウェイヴに固執する評論家も多かった 例えばブラック・サバスの『パラノイド』(1970年)やレッド・ツェッペリンの『II』(1969年)を挙げる評論家が複数人いた (だからこの2枚は絶対に良いアルバムに違いないと思ったわけ) この2つの作品にはひとつ共通点があった つまりどちらにもドラム・ソロ用の楽曲が収録されていたってこと ”やっぱりこういうライブ感覚のあるアルバムが良いんだろうなぁ”なんて思ったロマ少年だった さて、ボクもそんなスペシャリストな先人の感覚を学ぼうと『II』はよく聴いた だからいまだにツェッペリンといえばこの音が頭に浮かぶ 特にB面を聴くことが多かったな その中でも「ランブル・オン」は聴けば聴くほど好きになっていく不思議な曲だった 【Ramble On - Led Zeppelin】 『指輪物語』でお馴染みのトールキンに触発されて出来上がった楽曲 Gollumという邪悪なヤツが登場したりするあたりその影響を受けているって感じがするね でもまぁ何しろ所詮”歌詞”なのでわかりにくいのだけれど冒頭の歌詞というか詩は非常に美しく描かれておりロマンチックである 枯葉があたりに積もり秋の月明かりが僕の行く道を照らす、、、、みたいな サウンドもロマンチックに溢れている アコースティック・ギターと常にポコポコ鳴り続けるパーカッションが可愛い(笑) そこに乗るベースラインが非常にメロディアスでまるで歌っているようだ 途中の(1’50”あたりからの)ツインギターによる白玉のフレーズも美しくて、美味しいワインを飲んだ時のような気持ち良さを覚える (←ロマネスクは下戸なのであくまでも雰囲気としてである 笑) で、肝心のプラントの歌だがこちらも彼の魅力を十二分に発揮している 先ほど書いた冒頭の”詩”の部分を優しく歌う 特に2行目の”(It's)Time,”と歌うその声が怖ろしいくらい優しくって色気があるわけ ホントにこのTime♪を聴くだけでも価値がある! (←さすがに言い過ぎた) その後はいつものプラント節で力強さやセクシーさなどふんだんにテクニックを駆使して楽曲に肉付けをし奥深い物語に仕上げている 本当にこの時期の彼はボーカリストとして最高で最強だったと言える 今回あらためてこの作品を聴き込んだがやっぱり名盤であった (当たり前) 【輸入盤】Led Zeppelin 2 (Deld)(Rmt) [ Led Zeppelin ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月23日 15時13分13秒
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