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テーマ:日本のロック・ポップス(192)
カテゴリ:ミュージシャン
本日は6/9=ロックの日ということでボクが考える”ロックらしいロック”を聴いた それがこの『カルメン・マキ/ブルース・クリエイション』(1971年) ロックというジャンルは非常に広く捉えられるジャンルで実際一般的なハードロックやパンクロック、プログレッシヴロックからへヴィメタル、シンプルにロックンロールとかブギとかもう幅広すぎて収拾がつかない ていうか聴く本人が”これはロックだ”と思えばそれはロックだしね 非常に汎用性が高い、、、いや、これはもう”ポップス”と肩を並べるくらい幅広いと感じる そんな中、ボクが思う”ロックらしいロック”とは何だろう、と考えたわけ ”…らしい”という言葉が付く限りはとりあえず芯(=核)に近い部分にあることが重要であり、また概念的に心の奥底からほとばしる情熱みたいなものを感じることが大切だと考えたわけ てなるとロックが産業的になる以前のミュージシャンが本当にやりたい音楽としてのロックでなければならないと思った(無論それはそれまでに聴いて自分のものにした音楽という表現力が大事でそれが先人の音楽の模倣であってもカバーであっても成立する) そう考えると1960年代後半~1970年初頭の音楽だろうと思ったわけです まぁそれでも千差万別、人それぞれの感じ方があるので異論反論はあると思うがボクが選んだのはこの『カルメン・マキ/ブルース・クリエイション』であった なんか面倒くさい話になってしまってごめんなさい、、、、 とりあえずこれ聴いて♪(強引 苦笑) 【Blues Creation w. Carmen Maki ► Understand Live! 1971 [HQ Audio]】 スタジオ盤の音源が見つからなかったのでこちらのライブをアップした 元々役者志望だったカルメンマキさんは初舞台でCBSソニーの目に留まり歌手としての契約をした そして翌年にはあの有名な「時には母のない子のように」で歌手デビューしたのだがあれよあれよという間にミリオンセラーを記録しあっという間にその年の紅白にも出場! 後日、売れに売れたこのシングル盤のご褒美に社長から何枚かレコードをもらった その中にジャニス・ジョプリンがあり衝撃を受けすぐさまロックに転向! 短い期間でいろんなバンドで試行錯誤したが最終的に落ち着いたのがこのブルース・クリエイションであった 【Carmen Maki & Blues Creation - Empty Heart [空しい心] live】 このアルバムのハイライトでもある「空しい心」(ロマネスク私感)の貴重なライブ音源 生々しいボーカルにまとわり付くような竹田和夫の情熱的なギターワークが素晴らしい! このぶつかり合いと緊張感こそROCKであると言えよう ブルース・クリエイションは1969年に結成され2枚のアルバムをリリースしていたがボーカリストの力量不足からバランスの取れていない非常に惜しい作品となっていた(言っておくがそれでも2枚目の『悪魔と11人の子供達』はボクのフェイバリットアルバムである←ギターが凄いんだ) この2ndアルバムのリリース後【第3回全日本フォークジャンボリー】で意気投合したカルメンマキを向かえ製作されたのがこのアルバムであった 一番上に貼った当時のLPレコードの帯にも書いてある《日本ロック界の二巨砲!》とは上手い表現だ まさに最高峰と最高峰とのジョイント、ロックらしいロックの誕生であった カルメン・マキ/ブルース・クリエイション [ カルメン・マキ/ブルース・クリエイション ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月10日 11時06分28秒
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