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テーマ:日本のロック・ポップス(192)
カテゴリ:ミュージシャン
昨日ジューダス・プリーストの事を書いてて思い出したことがある
彼らが初来日した時(1978年)に名古屋公演では地元の雄【野獣(ノケモノ)】が前座を務めた 以前彼らの記事を当ブログでも書いているがその時は若干違うところにスポットを当てていたので今回改めて紹介しようと思う 参考までにご一読を…… ⇒ 野獣 (NOKEMONO) @2005年09月20日そういえば最近このブログでも1978年の出来事に触れる機会が多かった ヴァン・ヘイレンやスコーピオンズの初来日もそうだったよなぁ~(ボクの人生初めての参戦) この年にジューダスも初来日だったのかぁ、、、、激動の年だったんだな! (てことは翌1979年はUKが初来日だったわけだな♪ ←余談) さて、そんな経験もしつつ《名古屋ミッドランド》というコンテストでは優勝をかっさらい翌1979年にSMSレコードからデビューを果たした 野獣/地獄の叫び 【CD】 ←画像も無しの楽天ショップ 凄いタイトルだな!! 気合入りすぎ(笑) ちなみに、この頃の日本のハードロックシーンは割と活発で1976年の【バウワウ】デビューを皮切りに関西ではNOVELAの前身バンド【シェラザード】や【アースシェイカー】が活動を始め、ここ名古屋でもボクが愛して止まない【蛇夢】が登場してる(⇒ 幻のプログレッシヴ・へヴィ・ロック………蛇夢@2007年09月19日) つまり日本の黎明期を飾った往年のロック・バンド(フラワー・トラベリン・バンドなど)から約10年の月日が経ち”新世代”のハードロック・バンドが誕生しようとしていた時期だった その煽りを受けたのか【レイジー】が運命の『宇宙船地球号』をリリースしたのは直後の1980年でありその翌年には日本のハードロック史の決定打ともいえる【ラウドネス】がデビューした そう、この時代は日本のハードロックの地固め的な時代であった では、とりあえず野獣を聴いてみよう これはアルバム1曲目を飾る大事なナンバーである 【RUN AWAY/野獣】 非常にスピード感があって素晴らしい …のだがボーカルの音質というか処理がまるでカラオケのようで一気に冷めてしまう レコーディング・スタッフはハードロックのレコードを聴いた事がなかったのかな?(皮肉) 勿体無い!! 以前書いたようにこのバンドにはその後有名になったギタリストが在籍していた 後にジミヘンのトリビュート・バンドとして活躍した【シゲオロールオーバー】のROLLAこと中野重夫である 彼はまだこの時期はハードロック・ギタリスト然としているが、この「蟻地獄」というナンバーではジミヘンのフォロワーとしての片鱗を見せている(いや、片鱗どころじゃない 笑) 【Nokemono (Jpn) - 09 - Ant Hell.wmv】 最初の約1分間は完全にジミヘンのアレだ(笑) めちゃくちゃカッコイイのだがその後が続かない 全くもってサウンドが軽いのだ、、、、迫力が皆無である 本当によくこれでバンド側からOKが出たよな!?……ってレベル 歌謡曲じゃないんだからさぁ 勿体無い!! 一体どこのレコード会社だ? → SMSレコードです あ、思い出したぞ 以前もそういう軽すぎるサウンドで勿体無いと感じたレコードがあった これ↓ 当時はこれはメンバーがジャズ/フュージョン畑のスペクトラムのメンバーによるリズム隊のせいだとずーっと思ってたけど、このアルバムもよく見たらSMSレコードじゃないか! この会社はロック向きじゃないのかな??? (さっきWikiを読んだら納得したよ) もう少しロックに詳しいスタッフがいたらもっと良い作品が出来ていたかもね(私感でゴメン) あ、あとね、この「蟻地獄」なんだけどさ、、、、 これってわざとなのかなぁ~ 実はね、帯の活字の事なんだけど、表にはこうして普通に「蟻地獄」って書かれているんだ あ、ちなみに蟻地獄ってのはウスバカゲロウの幼虫でね ちょっとアレだし虫の苦手な人もいるので写真は載せないけど知らない人はネットで検索してね で、問題の裏面ではこんな風になっているんだ 違いがわかりますか? おぉ! なんか汚れてる??? ちょっと拡大してみよう こ、これって!? 蟻地獄じゃん!!!(笑) 実際は印刷ミスの汚れなんだろうけど、、、、 偶然にしては素晴らしい出来映え(笑) いや、本当にイラストを用意したのかも、、、、真意はわからんな いや、これ大発見かも!!(笑) さて、お口直しに彼らの名バラードも貼っておこう 【Nokemono (Jpn) - 08 - Path On The Ashes.wmv】 「灰に消えた過去」というナンバーだが非常に叙情的で琴線に触れる 美しいツインリードが胸に刺さるね ボーカルも力強くて安定してるしアレンジも良い ただやっぱりリズム隊が若干弱くてハードロック・バンドのバラードとしては違和感が残る 最後はユーライア・ヒープの「チョイス」(1977)くらい盛り上げても良かったのにな、、、、 全部SMSのせい(笑) はぁ~勿体無い(3回目) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月14日 12時44分00秒
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