なんだか【Judas Priest 週間】みたいになってきたけどそれ程詳しいわけじゃないので続く事はないだろう
さて、レコード棚を漁ってみるとジューダスのシングル盤が出てきた
そうそう、これ買ったわ!

もちろんLPレコードも買っている(1977年)
シングル盤を別で買うほど好きだっけ???と自問自答している(笑)
ただやっぱりこの「異端からの反撃」(原題:Dissident Aggressor=異議を唱える侵略者という意味)は抜群に素晴らしくてカッコイイ!!
鼻血が出る
【Judas Priest - Dissident Aggressor】
イントロで何者かが遠くから近づいてきて(=アルバム・ジャケットの左下にいる黒い影か?)いきなりロブの叫び声とアグレッシヴでヘヴィなリフが怒涛のように迫り来る
この迫力あるサウンドは今までになかったね、、、重みも増している
サビのロブのスクリームはユーライア・ヒープの「肉食鳥」を髣髴とさせる
(余談だが後年この曲をカバーしたスレイヤーはもちろんロブのような声は出ないのでギターのチョーキングで誤魔化している 苦笑)
ガル・レーベルからCBSレコードへの移籍(脱出?笑)と急遽参加した凄腕セッションマン、サイモン・フィリップスのドラムスそしてプロデューサーのロジャー・グローバー(元Deep Purple)のお陰かもね、、、豊富な経験者のサポートを受けて飛躍的に良くなったんだろう
アルバム自体もまだパワー全開とは言えないまでもその後の彼らの目指すスタイルの片鱗が見え隠れしてて興味深い内容となっている
まだ垢抜けない部分が残ってて、いや逆にそれがオールド・ウェイヴなハードロック然としててボクら古くからのファンにとっては安心して聴くことができる所以だったかもね
B面ラストの「孤立の涙」からこの「異端からの反撃」の流れは前作『運命の翼』におけるA面の「夢想家I」から「裏切り者の歌」のメドレーに匹敵するドラマチックな流れを思い起こさせる…しかもパワーアップしてる
着実に方向性を定め安定した作品作りが出来るようになった彼らの前途は明るかった

ちなみに、シングル盤は30秒ほど短く編集されている(当然の編集だろう)
背信の門 [ ジューダス・プリースト ]
まだヘヴィメタルとは言えない往年のブリティッシュ・ロックな姿勢が妙にカッコイイ作品
前作のプログレ色は無くなっている