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カテゴリ:天使ママになって
小春のこと、もう少し書きます。
パパとの散歩の後部屋に帰ると、 お花が届いていた。 お店のスタッフからだった。 「あ~お花だ♪」 そういえば、私の病室にはそれまで、お花はなかった。 桃色のチューリップ。 いつもお店で見る人気のお花。 チューリップって伸びるの。日に日に伸びてびょ~んとなる。 好きな方向へ自由に伸びて、とっても気持ちよさそう。 この時ほどお花が愛おしく思えたことはないかもしれない。 入院生活は辛かったけれど、温かい看護師さん信頼のおける 先生に出会えて幸せだった。 小春の死を告げた先生の涙、いくつもの事例を経験 してきていると思う。その先生の涙は今でも忘れない。 少し早めの退院。 毎日赤ちゃんの泣き声のするこの部屋での生活を 気遣ってくれたみたい。ありがとう。 たぶん私は退院の時も虚ろな目をして、挨拶もろくにできなくて 自宅に帰ったような気がする。 病院での出来事はまるで夢のようだった。 もちろん、小春の事も…。 退院してから、お店へ向かった。 いつもよりも店先が華やかだった。ハンギングに溢れるパンジー。 たくさんのお花がとても綺麗に植えてあった。 何も言わなかったけど、スタッフの温かい気持ちが伝わってきた。 のちのち聞いた話だけど、少しでも私を元気付けようとみんなで 猛烈に頑張ったそうだ。 やっぱり…。今まで私が「よしっやるよぉ~」と言わない限り ディスプレイは変わらなかったから、すぐに分かったんだよネ。 憎い演出です。でも本当に嬉しかった。 本当なら、小春を抱いて一番にみんなに会わせるつもりだった。 私の子供達は二人とも2月27日生まれ。 小春の予定日も同じ日だった。 小春ちゃんと小春のお姉ちゃん、お兄ちゃんのお誕生日ケーキ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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