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日本は「満蒙は日本の生命線」あたりで矛を収めるべきであったのでしょうが、石原完爾以下が左遷されてしまい、対中強硬派が参謀本部を制圧してしまいました。
国家戦略を立てうる将官クラスは傀儡で、実務は佐官クラスが握っていました。マスコミも軍部に迎合していました。国家百年の計を考え得る政治家がいませんでした。軍官僚、参謀が明確な理念、戦略を持たず、主戦論が勇ましいだけで通ったのが陸軍の実態でしょう。 国家戦略は世論に迎合するだけでは立てられません。政治家が軍部の独走を制止し(シビリアン・コントロール)、国家の安全保障に責任を持たなければなりませんでした。 陸軍が天皇の統帥権を利用し、軍部独裁を続けることができたのが、大日本帝国憲法最大の瑕疵条項であったともいます。 日本国憲法でシビリアン・コントロールが強調されているのもその反省からでしょう。憲法9条を国民が双手を挙げて受け入れたのも、戦前の軍部の独走に危機感を抱いていたからでしょう。 瀬戸キリスト教会 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/09/13 06:37:10 PM
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