カテゴリ:エッセイ
先日、鉄オタじゃないんか私・・・
と不安症候群(笑)にかられた私ではありましたが、ここ最近の事情と私が珍しくリンクする案件があったのでトピック的に書き出してみましょうかと。 『歴女』読み:れきじょ 『アシュラー』 なんじゃこりゃ?って、アナタ旧人類になりかけてますよ。 という私も旧人類の王道を行っていると自負していたものの、実は最近言われ始めたこの手のくくりモノに、いいんだか悪いんだか知りませんが見事にヒットしていました。 『歴女』歴史大好き女子というくくり。 歴女を支えるバックボーンというとNHKの大河ドラマでありまして、1年クールで放送される歴史モノにハマる女性が頻発しているとのお話しであります。裏を返せば、歴史モノはこれまでどうやら男性向けジャンル(又は高齢ゾーン)とされていた背景があるんでしょうね。 女性が歴史モノにハマるのはあまり好ましい事ではない?というか、一般的ではなかった(と世間的には認識されていた)事情がよみとれます。主婦のランチ、または会社帰りの女性が『ところで関が原についてどう?』なんて語り出しても、確かに難しいものがあるかも知れません。 大河モノ好きは、太閤秀吉(竹中直人主演)の時からです。 ずっと続けて見ています。とはいってもNHKとはいえ中には駄作と思えるものもあり、見ていないものもありましたが。自分達に繋がるいにしえの人々が織り成す歴史ですもの、TV的に脚色してあるとはいえ、知っておくべきだろうと思いますよね。時代モノといっても昔の人々の関係ない世界とは思えず感動したり、涙したり。楽しませてもらってます。 さてもう一つの『アシュラー』 歴女は言葉の並びから大体想像できるでしょう。ですがアシュラーとなると、一体なんですねん?状態。種明かしは、仏像大好き女子という事になるようで、奈良にある阿修羅像は仏像大好きウーマン(妙な響き…笑)の最大手との事です。 若い頃は、あまり興味がなかった私もこの年代になると、仏像を見て心癒される事もありますが、阿修羅像は、私が最初に心惹かれた仏像です。地元は少し歩けば寺社仏閣に突き当たるといわれ、仏像を見るにはいくらでもあるけれどです。 阿修羅像との初めての出会いは、子供の頃に学校かどこかで壁に貼られていたポスターでだったと思います。目が釘付けになりそこから動けなくなった思い出があります。考えてみれば私の仏像との最初のコンタクトは筋金入りの古い話しになりますね。おっと流行りどころではありませんでしたよ。 仏像というと、両性具有といわれ、その殆どは柔和なお顔立ちをしています。ですが、阿修羅像は少年の像と言われており、そのお顔は怒っているのか、哀しんでいるのか。見る角度によって赤い色調に見えたり緑色のお顔に見えたり。 年端のいかない少年の顔に何故憂いがあるのか…。 怒れる若者…1300年前の若者にもウザい、というかムカツくというか、いわゆる反抗期が存在していたのか…(笑) 顔は左右三つあるし、手は六本!いわゆる仏像のステレオタイプではない風貌なのです。仏像といったら一つところにでんと落ち着いて…のはずですがそうはいかないようで。じっとしていないというか周りがほっとかないというか(笑)出張の多いイケメン?阿修羅像です。 東京国立博物館 21年3月31日~6月7日迄 九州国立博物館 21年7月14日~9月27日迄 阿修羅像 奈良興福寺 http://www.kohfukuji.com/ その時々の流行りって、時代を表す鏡だと思います。 進みに進んだ今の時代は疲れ果て、原点復帰=心のより所を願っているのかも知れない。そんな気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[エッセイ] カテゴリの最新記事
|
|