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ある内科医の独り言

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2004.07.12
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オペ場(ば)、といえば手術室のことだ。オペ室とかOR(Operating Room)などと言ったりもするようだが、ウチではもっぱら「オペ場」が使われている。

オペ場というのは、まぁ単純に言えば体を切り刻む部屋であり、何となくどんよりとした雰囲気が漂っている。特に血なまぐさくはないけれども、ジャスミンの香りが漂っているわけでもない。もちろん空調は完備されて、無影灯や手術台、手術器械などが所狭しと並べられていることがほとんどだ。

僕は一内科医なのでそれほどオペ場と縁はないのだが、それでも内科にかかっていた患者さんが手術することになればちょっとした空き時間を利用してオペ場へ向かう。別に手を洗って清潔になる必要もないので、指定された術衣に着替えて手術台で手術されている患者さんを「見学」するだけなのだが、日頃から入り浸らないせいかやはり緊張が走る。どこの病院でもそうだと思うが、「清潔」「不潔」をきちんと区別しないと手術はできない。清潔野は原則として緑色で示される。緑色の被い布などがかかったモノは自らが清潔にならない限りさわってはいけない。オペ場にはそうした細かな約束事が非常に多く、研修医になりたての頃はそうした約束事を覚えるのが精一杯だった記憶がある。

手術は外科医に任せなければどうしようもないのだが、術前術後の管理や外来でのフォローなどは内科医に協力を求められるシーンも多い。最近流行の言葉じゃないけれども「コラボレーション」が日常的に行われているのだ。まぁ、たしかに公にはできないような細かないざこざは絶えないのだけれども(笑)そうした共同作業のなかで患者さんがよくなっていくのを見届けられるっていうのは実にすばらしい。日頃は「面倒だなぁ」と思う重症患者さんが急にいとおしくなってくる、そんな瞬間があったりするのだ。オペ場での手術を見ていて、ふとそう思った。


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最終更新日  2004.07.12 17:12:21
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