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ある内科医の独り言

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2005.06.06
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アナログとデジタルの狭間で

約1年以上前から導入が予定されていた電子カルテが、紆余曲折を経て来月から導入される予定となった。当初は5月の連休明けを予定していたので、2ヶ月近い遅れとなった。

導入に際しての構成部会の一員だったため、毎度のように会議にかり出され色々と検討を重ねてきたが、結論から言えば「まだまだ使い物にならない」というのが率直な感想だ。

電子カルテは厚生労働省も積極的に導入を勧奨しており、あちこちの病院で導入する事例が増えている。ユーザーの声はなかなか聞こえてはこないが、賛否両論あり判断に迷う。

ウチの病院は病院向けシェアとしてはそこそこ大きなパイを持つメーカーのものだが、それでも実際に稼働するまでには(まだ稼働してはいないが)数え切れないほどの難題が山積みとなった。

詳細な問題は各病院で色々と違うとは思うのでここでは省略するが、まず困ったのがサブシステムとの連携である。電子カルテは電子カルテソフト単体で稼働するわけではない。薬局や検査室、レセプトなど複数のシステムと協調しながら稼働する仕組みになっている。そうしたシステムと連携がとれなければ電子カルテの存在意義がなくなってしまう。その他にも今まで使っていたオーダリングシステムからのデータ移行や、画像や心電図など今までアナログだったメディアをどのようにデジタル化していくのかが問題となった。

ジタバタしていても導入が決まっている以上それに従うしかないが、パピルス以降の紙の文化(正確にはパピルス紙は「紙」ではないらしいが)がすぐにデジタルへと置き換わってしまうとは到底考えられない。電子ブックの普及率を見てもそうだろうと思う。

いずれにせよ今後電子カルテはさらに柔軟度を増し、よりアナログに近づく方向へと進化するだろう。しかし現在起きつつある混乱が患者さんの不利益とならないようにするためには、職員はもちろん病院やシステム開発に携わる人すべてが一丸となって努力するしかないように思う。





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最終更新日  2005.06.06 09:37:19
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