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ある内科医の独り言

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2006.01.16
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新年があけてすでに2週間以上が経った。この2週間、仕事に追われていたといえば嘘になるが、まぁ、精神的にはずいぶん追いつめられた。

上司の開業、同僚の退職。

いま、ウチの病院では民族大移動よろしく医師の離散が続いている。田舎の病院だからすぐには影響ないと思っていたものの、実際にフタを開けてみればすぐそこに危機が迫ってきていた。

ウチの医局なんてものはすでに数年前から全く機能しなくなった。補充される人員もなく、ただひたすらに仕事をこなすだけの日々。人事などは凍結されて久しく、よどんだ空気だけが周囲を覆っている。

病院という場所は、一人じゃ何もできない。もちろん一人でできる仕事もあるが、できない仕事のほうが圧倒的に多い。そこに要求されるのはただ一つ、「頭数」だ。

「人は城 人は石垣 人は堀」

武田節の一節だが、人があってこその軍隊であることは今も昔も変わらない。どんなに設備の優れた病院であろうが、人がいなければ何もできない。そんな事情も知らず、外来には新患があふれかえっている。

CTがあるから・MRIがあるから・採血結果がすぐに出るから・何となく安心だから……

そんな理由で患者さんはやってくるが、実際のところ緊急に採血結果が必要な人は少ない。CT/MRIもしかり。

ウチの病院では医者はもちろんのこと、看護師や放射線技師などの技術職も次々に辞職していっている。残り続けるのは事務職ぐらいのものだ。頭数は減り、患者さんは増える。一人にかけられる時間なんてどんどん少なくなっている。見落としも多くなっているはずだ。現在のところ、こうした悪循環に立ち向かう術は見つからない。

いったい何がこの病院をダメにしてしまっているのか。病院の「顔」ともいうべき外来が機能不全に陥る理由はどこにあるのか。

今年もこんなブルーな幕開け。自分一人の力ではどうにもならないことはわかっている。何とかしたいが何ともできない。そして根本的な解決策を見いだすこともできないまま、次の就職先を探すことになりそうだ……。

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最終更新日  2006.01.16 15:29:37
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