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ずいぶん長い間ご無沙汰していました。慣れない勤務で更新するほどの余力がなかったことが大きな原因ですが、新しい職場にも少しずつ慣れてきたのでボチボチ更新していこうかと思っています。メインマシンがMac miniからMacBook Proに変わり、秀逸なIMが使えなくなったこともやる気をそぐ一因です。ATOKは現時点ではintelMacに対応しておらず、また試用版で提供されるEGBridgeはなんか変換効率がいまいちです。標準IMの「ことえり」は賢くなったとはいえカスタマイズがほとんど不可という状況は変わらず。とりあえずまだ使えるEGBridge試用版を使っていますが、ストレスフルな状況は変わりません。長い間ATOKで染みついてしまった「慣れ」はなかなか抜けそうにありません。皆さんはいったいどんなIMを使っておられるんでしょうかねぇ? 「弘法筆を選ばず」とはいいますが、どんなIMでも同じように使えるわけではないでしょうから気になるところではあります。
閑話休題 新病院へ赴任して約1ヶ月。今日も朝から勤務。以前の公立病院なら5連休だったろうが、さすがにそうはいかないようだ。透析設備を持つ病院のため患者さんは休みなど関係なくやって来る。お互い、休日ぐらいゆっくりと…と思っていても身体はそれを待ってくれるわけではないからだ。 基本的にはルーチンワークに終始するため顔ぶれも同じならすることも同じ。時間もほぼ同じで、違うことといえば季節によって移ろいゆく窓の外の景色くらいか。だから休日の勤務といっても救急のようにあたふたすることはなく、きわめてゆっくりとした、しかし終わりのない時間が流れているだけだ。 生活に組み込まれた通院。もう、病院は家の一部と化している。基本的には「死ぬまで」通院を続けなければならない人たちばかりだ。だれも好んで透析を始めたわけではないだろうが、それにしてもほかの病気と違って先行きへの閉塞感は強い。 治る見込みのない病気。しかしすぐに悪くなるわけでもない病気。何年か、何十年か…先行きの見えない病気。今まで持っていた病気への概念を根底から覆してしまうような状況が目の前にある。 うちの病院へやってくる患者さんはもちろん、透析患者さんだけではない。肺炎や腹痛は今までと同様だし、しんどい病(笑)も少なくない。ただ、今まで診ることのなかった一種異様な雰囲気を持った患者さんたちが日常生活を送っていることに驚きを禁じえなかったのだ。 急性期から慢性期まで。一生涯で経験する病気には多種多様なものがあることを再確認しつつ、これからも勉強していかないとなぁ、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
まさ吉!です。
どくちるさん、更新をお待ちしていました! 同級生が数年前に勤務医を辞め、透析専門病院を開院し、透析の患者さんの話を聞かされました。 患者さんも大変だし、同級生の病院も夜8時まで受け付けで帰宅は24時を過ぎるとか。 癌なんて大したことないやと、つくづく思いました。 どくちるさん、お疲れがたまらないよう、時々は息抜きをなさってくださいね(って素人がお医者さんにする話じゃないですね^_^;) (2006.05.05 18:33:17)
はじめまして。産婦人科医をしています。
病院で、当直医しかいないんじゃないかっていう時間帯に帰ってゆく透析の患者さんを見ると、本当に頭が下がる思いです。 (2006.05.05 21:05:29)
>まさ吉!さん
コメントありがとうございました。以前勤務していた病院では透析などはなく、あくまでも急性期疾患を中心とした病院でした。この度、こうした慢性期疾患を診ることが増えることとなり、今までの患者さんに対する概念を少し変えなければいけないのかもしれないと思いました。ちょっとしたカルチャーショックです(笑) まぁ、世の中にはまだまだ知らないことが多いのですからこれくらいは「想定の範囲」なのかもしれませんが(^^;; (2006.05.05 22:06:28)
>kurukuruXさん
コメントありがとうございました。同業の方からの書き込みはいつ見ても緊張します(^^;; 今までの勤務では考えられなかった「夜間のルーチン業務」を始めてみて驚きの連続です。医療者側も大変なのですが、一番大変なのは全く休むことのできない患者さんたちです。「癖のある人が多いよ」と上司からもいわれましたが、そりゃ何年も週3日、4時間以上も病院にいたら一癖も二癖も出てきて当然だと思いました。そうした方たちの訴えを傾聴できるかどうかがこれからの課題なんだと思っています。またお時間があるときにでもお越しくださいm(__)m (2006.05.05 22:10:30)
EGBridge使っています。
ATOKスタイルでの使用が出来ますのでまずはお試しを。 環境設定ツール>操作 で出来るはずです。 しかし、試用版はいまいちのようで、製品版はかなり改善されているみたいです。 (2006.05.08 18:46:23)
昨年、先生にメールを頂いた者です。先生のブログは、時々読ませて頂いておりますが、今回の話題が透析だったので、コメントさせて頂きました。透析を始めて、今年で3年目です。思いがけず、腎不全となり透析が必要と診断されたときは、かなりショックでした。そろそろお見合いでもしようかなと、考えていた時期だったからです。色々考えて、家業を継ぐことになり、修行、勉強のため現在京都と地元を往復していて、透析施設も、2箇所掛け持ちしています。大きな体調の変化もなく往復できるのは、病院スタッフの皆さんのおかげです。最近、ようやく、自分は、多くのひとに支えられていることに気づきました。先生も、新しい職場になれるまで、多少時間がかかるかと思いますが、きっと、先生に出会えてよかったと思ってくれる患者さんがたくさんいるとおもいます。ご健闘をお祈りいたします。
(2006.05.09 23:20:49)
私は循環器内科なんですが、私のいた医局では腎臓も診ていたため、今の病院でも透析をやっております。
透析は大変ですよね。 祝日は全く関係ないですし、土曜日はないようなもんですもんね。 お互い頑張りましょう。 (2006.05.10 21:16:51)
>ないかいさん
コメントありがとうございました。現在EGBrodge試用版を使っていますが、なんかATOKに比べて変換効率が悪くいまいち購入する気になれません。ATOKのIntel対応版が出そうなのでそちらを待ってみようかと思っているところです(^^;; (2006.05.11 07:54:08)
>aya ayaさん
コメントありがとうございました。透析患者さんをみることになって驚いたことの一つに若年者の方も多いということが挙げられます。僕より若い方が何人もいるのをみると少し辛くなります。良くなっていくことが多い小児科と違い「現時点で治る見込みがない」というある種の閉塞感がさらに辛さを加速させます。体のことを気遣いながら生活するのは大変だと思うのですが、どうかご自愛のほどを。 (2006.05.11 07:57:06)
>Dr. Iさん
勤務が「暦通り」にはならないというのが少しばかりネックなのですが、このあたりはスタッフ同士で日程を都合しあっているので何とかなっています。患者さんにしてみれば土曜も日曜もないわけで大変だと思います。一生のつきあいという独特の雰囲気になれるまでにはもう少し時間がかかりそうです(^^;; (2006.05.11 07:59:13)
現在糖尿病その他で毎月血液検査尿検査しております。
尿検査では腎機能が悪くなっているとずっと出ているので遠からず透析のお世話になるかと思うとお先真っ暗です。 死ぬしかないデス。 (2006.05.22 18:51:52)
>mineさん
コメントありがとうございます。 >死ぬしかないデス。 なんて、そんなこといわずに一緒にがんばってみましょう(^^)/ 病気のことは大変だと思いますが、自分の体のことですからまずは病気と向かい合ってみないと。うちの病院にも透析生活をエンジョイ?している人がかなりいるような感じです。どういった心の切り替えでそうなれるのか極意はまだわかりませんが…。 (2006.05.24 10:48:32) |
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