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カテゴリ:レース活動
前日特別スポーツ走行
6月の特別スポーツ走行で、ほぼセットを出していたので前日のスポーツ走行ではまず今回の特別ゲスト 福田雄一郎(15歳)選手の完熟走行が課題でした。 私が彼に課したタイムは2分を切ることです。というのもオーナーである私よりも10kg近く軽いうえ、菅生の開幕戦で今年からGP125に乗っていること、DE耐でも2位に入る実力を兼ね備えていることを考えれば2分を切るのは当然の課題と考えたためです。具体的には某ライダー(70kg)は登りが厳しいようでロガーによると、1コーナー侵入時やバックストレッチエンドで私(52kg)と速度で約10km近くの差がありました。 朝一濡れていた路面も乾き始めたので、まずは私が3年前のタイヤを履いて走行したところ雨上がりのためかグリップ感がありません。それでも2分フラットを出したあたりでピットインして雄一郎に交代。まずは慣れてもらうのが目的です。 1周目、2分9秒、2周目2分5秒、3周目2分3秒と確実にタイムを縮めてきてこれは1本目でいきなり2分切りか?と思いきや戻ってきません。。。転倒したか?と不安がよぎりましたがピットインしてきました。聞くと最終シケインでハイサイドしたようです。 タイヤが古く、グリップ感が無いのはこちらも気づいていましたが、耐久とはそういうタイヤで渡されるもの。最終を寝かしたまま開ければ確かにハイサイドになりやすい。その上雄一郎は体重も軽いためシケインを2速で立ち上がれるとのこと。ということはシケイン内を開けっ放しでいるため、すり減ったタイヤではこの走り方にリスクがあるということを身を持って経験したわけですが同時に肘を痛めてしまったようです。この為1本目での2分切りはお預けとなりました。 2本目、リズムが狂ったのかタイムが一向に伸びない雄一郎。まだまだタイヤに頼 った走りなのか感覚で乗っているのか1本目のタイムさえも出ません。そこで1年ぶりとなる別の国際ライダー、今回は諸事情により乗ることが出来ない中澤選手に乗ってもらったところ同じタイヤでも1秒をサクッと出してきました。やはりベテランの味はここにあるのだと証明して見せました。 3本目を捨てて大急ぎで決勝エンジンに乗せ換えます。タイヤも新品を投入し明日 の予選と予備タイヤとする予定で皮むきと軽くアタックします。まずは私が乗ってみたところ何とミッションが筑波仕様であることが判明。本来鈴鹿仕様を決勝で使う予定だったのですが、ここにきてまさか決勝エンジンが筑波だったとは。。。不覚 筑波ミッションだとおそらく決勝で1秒近くのロスをすることになるのですが今更練習で6時間使ってしまったエンジンで決勝を走るわけにはいきません。苦渋の決断ですがこのままいくことにしました。その後雄一郎が乗っても相変わらず2分が切れません。エンジンはそこそこ走っているし、タイヤも新品。決勝、本番Powerに期待するかどうか悩ましい前日練習となりました。 また全ての練習走行後、雄一郎は、もう一人の特別ゲスト国際A級の助っ人ライダー東選手に連れられてシケイン、110R、SPアウトまでを実際歩いて回り、アドバイスを頂きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 5, 2013 06:42:05 PM
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