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カテゴリ:仕事
今日、とても良いお話を聞いてきました。
小さな、地域の懇談会なんだけど、すばらしかった。 講師は、元小学校の校長先生。 経験に基づいて、子育てのことや、今の日本文化崩壊の原因など、深く話してくださいました。 以下、おおまかな内容です。 ―今の日本には、「師弟」関係、「絆」という言葉が消えてしまっているように思う。 会社でも、先輩に「教えてもらう」のではなく、「教わりに行く」のが本来の姿勢。 子育てとは本来、辛く厳しいもの。 自分の親は、子育てをするにあたって全てを犠牲にして向き合ってくれたはず。 なのに現在では子育ても気軽に「楽しむ」という風潮。 戦後60年近く経つが、だんだんと国も豊かになり、「貧困」という言葉も聞かなくなったし、家族が苦境を共にするということも少なくなった。 いわゆる友達親子。 絆と呼ぶにはとても、軽い関係になってしまっているのでは。 そして、それが現在よくある悲惨な青少年事件につながっていると思う。 絆という言葉の定義づけが現在どうなっているのか。 親子であることの喜び、嬉しさが、家族の根底にあれば苦しいことも超えていける。 夫婦という絆もそう。隣にいる人を信じ、大切にしなさい。 ・・・私の説明では語弊を生んでしまうかもしれないけれど、 本当にその方の経験に裏打ちされた、聞きやすい、心から頷ける内容でした。 「子育てで悩まないで、力を抜きなさい。」という内容だと思っていたら、むしろ間逆な内容でした。 なのに元気が出る、とても私にとって必要な講座だったように思います。 インターネットで「絆」という言葉を検索すると、 「子守唄の里」というサイトにつながるらしいです。 なぜ絆が「子守唄」に結びつくのか。 今日の講師の方は、このサイトを通して子守唄のことを勉強し、最近になって「絆」の定義を再確認することができた、とお話しされていました。 私たちはもっと、親の世代、もしくはそれより上の世代の人たちの話を素直に聞き、多くを学んでいかなくてはいけないな、と考えさせられました。 そうしなければ、きっとうまく繋いでいけない。 教えてもらうだけじゃダメなんだ。 自分から、知ろうとしないと。 私は甘えすぎていた。 きれいごとじゃなく、本当に真剣に考えさせられた懇談会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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