2011/03/20(日)16:41
役割とこれから歩く道と
今日は朝からお天気がよかったので、ウォーキングで義父母に食料を届けてきた。
もともと人気の少ないいつものウォーキングコースは、休日でしかもこのような状態のため、ますます車も人通りもない。
静かだ。やわらかく淡い青空が頭上に、どこまでも広がっている。
ときどき鳥が啼くのが聴こえる。
陽の光に融けた雪が、道に、沢に、小さな水路に流れていく音が聴こえる。
ひそやかに、でも確実に、春は近づいてきている。
あったまってきた土の匂いと、雪の下から顔を出した笹や青草の匂いが
鼻をくすぐる道を歩きながら、私は今こうしていられる自分を思った。
光の柔らかさや風に混じる匂いに、季節を感じることのできる自分。
少し遅かったけど、ほんとうにやりたいと思えることや、
自分の心や身体が発する声を、聴くことができるようになったことや、
心から尊敬したり、互いを高めあえるような人達と同じ時間を過ごしている自分。
これから歩いていく道は、もっと自分の心の声に耳を傾けて
大事にひとあし、ひとあし歩んでいこう。
あの地震のあと、ほんとにいろんなことを考えさせられた。
「知恵のあるやつは知恵を出そう 力のあるやつは力を出そう 金のあるやつは金をだそう
『おれには何も出せないよ』ってやつは、元気だそう」
松山千春さんがラジオで言った言葉。
日本中、自分が最大限にできることをやっていけばいい。
「これならできるよ」「これならまかしとけ」ってことをやっていけばいいんだよね。
それがきっと、手助けになり、手当てになるのだから。
生かされている自分の今を、その日一日を大事に生きていくことだって
大切なことであるはず・・・