2011/04/27(水)21:43
相性
今日、ちょっといいことがあった。
体調の気になるところがあって、病院に行ってきたのだが、自分が思っていたよりも状態は悪くなかった。
2週間くらい前、あまりに頭痛と腹痛がひどい日が2~3日続いて、(あ~、これはいよいよ切腹か?)なんて思っていたが、まったくそんな状態ではないそうで・・・。
自分でもかなり気をつけて、身体を冷やさないようにしたり、基礎代謝を高めるように軽い運動を続けたりはしていた。
けど、病院にかかって検査とかしていたわけではないので、この際だから自分の身体が今、どんな状態か診てもらおうと思って、思い切って受診した。
先生曰く、緊急でどうこうしなくてはいけない状態ではないので、自分がどの程度で付き合っていきたいかによって、治療方針を相談しよう、とのこと。
それで、今まで自己流で漢方薬を飲んだり、身体をあっためたり、運動したりしていたことを話した。
それなら体質改善からゆっくりやっていこうということになり、漢方薬を処方してもらってあとは定期的に検査なりしながら継続で診ていただくことにした。
いままで婦人科でこんなふうにじっくり話をきいて、一緒に治療方針を考えてくださる先生にあたったことがなかった。
一生懸命不調を訴えても、「で?結局どうしたいわけ?」なんてなげやりに言われたり、
「こんな体調でよく来れたもんだ!少し治してから来い!!」なんてどなられたり、
そんなことばかりだったので、だんだん婦人科から足が遠のいていた。
悔しくて情けなくて、受診したあとは泣いてばかりいた。
同じ女であっても、家族であっても、同じ立場でなければ分かってもらえるとは限らない。
そして、どんどん諦めていった。
それから10年近くたって今、ようやく「ゆっくり一緒に治そう」と言ってくれる先生に出会えた。
薬局の薬剤師さんも「私もこれ(漢方薬)飲み続けてたら、よくなってきましたよ。急には効きませんが、先生とご相談しながらゆっくり続けてくださいね。」と言ってくれた。
よく言われることだが、やっぱり病院や先生との相性ってあるのかもしれない・・・と、帰りの車のなかで思った。涙がでた。
でも・・・それだけじゃないのかもしれない。
自分の心がきまって、「こういう方法で治したい」という方向がクリアになったからこそ、そういう先生や薬剤師さんに出会えたのかもしれないな。
ここまでくるのに、自分の頭で考えて、いいと思ったことで自分が続けられそうなことをやってきたから、体質改善のベースができていたのかもしれない。
今の自分の状態を知ったことで、また一歩、自分の思う方向に前進できる。
いままで続けてきたことが無駄でなかったことも分かったし。
肚(はら)をきめて、ちゃんとそっちを向いて歩いていけば、運命や相性もいい方向に流れ出すのかもしれない。