スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ~世界は基本的に広い~んですけど・・

税関・イミグレでの正しい抜け方

外国から戻ってきた時の税関に止められぬ十大原則
税関を無事抜ける鉄則
1.民族衣装は着て帰らない。(特にルンギー類)
2.パスポートの写真は、少なくとも笑顔にしておく。
3.「団体旅行です」という。GWか年末年始、盆なら尚良し。
4.ごみでもいいから荷物は多くすること。
5.余計な入出国スタンプは破り捨てる。(スタンプ多いのまずい)
6.おどおどした性格の人はシャブでも打っておく。(泥酔でも可)
7.荷物を受け取ったら、手前で荷物の整理をしない。
8.近くの子供と女性を借りて、家族旅行に扮する。
9.税官員を選んだりせず、すぐ並ぶ。
10.荷物をパンパンにしておき、「開けたら自分で閉めて下さいよ」と最初にいっておく。

まあ、このうち5つぐらいを実践した結果、私の場合、荷物を開けられない確率は3割ぐらいに飛躍的にアップしました。




クリスマスにロンドンヒースロー空港に着いた。
日本からの直通便のためほとんどの乗客が日本人
であった。私の右隣に座っていたおばあちゃんは
ウィーンに何度も音楽関係で訪れている。私の左側
に座っていたおじいちゃんはディケンズとオースチン
を研究する教授或いは助教授或いは先生。
空港内も歩きながらお互いの今後の旅行を祈願しあって
別れる。イミグレーションに。
入国カードに泊まり先を「日本大使館」と書いていたら
「ちょっと待った。本当なのか」
「働く気かね」
「帰りの航空券と有り金すべて見せろ」
「じゃあ日本ではどこで働いているのか」
「会社員なら何と言う企業だ」
「やたらインドとオランダに入国しているな」

他の客は去った。
座っているのは私と、違う便で来たアフリカの
青年。尋問の末、入国できたのは2時間後。
空港内に人通りがない。
クリスマスで列車が休みだ。



いつだっただろうか。タイのバンコクからパキスタン航空で成田に帰ってきたのは。
ワタシは、すぐ税関でとめられる体質らしい。
「はい荷物開けてくださいね」
ワタシは、疑われると、自分の人生そのものに自信がないからか、おどおどしてしまう。
決してパスポートの写真が迷彩服に髭ボーボーだからではないと思う。何を隠そう、私はその時既に立派なサラリーマンであり、それも従業員何千人という規模の会社のコマだったのであるのだから。それは大学5年生の時の写真なのだから。当時のように民族衣装で帰ってきた訳ではない。ましてやパスポートのページが増刷されているからではない(ページ増刷に3000円という意味不明の手数料がかかる)と、は、思う。しかしながら、このときは違った。
「はいこちらに来てくださいね」
何と別室行きだったのだ。
さんざん、麻薬所持や現地でやりまくったかとかを聞いてくる前に、税関員が席を外して、部屋に暫く一人残されたのである。
「ははーん、これは罠だな、ここでさっと何か荷物を触ったりする行動に出たらどこかのマジックミラーから覗いているはずだ、ひっかかってたまるか。現実にはめられる以外は麻薬類はないし」
 しかし、ワタシは、日記だけは見られたくなかった。絶対適当に応対した会話と矛盾がでてくる可能性が高いからだ。
税関員は日記帳の中味までは読まなかった。そしてさんざん調べたうちに最後の仕上げときた。
「はい~、パンツおろしてね~」

ワタシは、はっきり明言しておくが、彼女にでさえ肛門を開かせ、覗かせたことはない。はっきり断言しておくが、ワタシの肛門を開いた唯一の人間はその名も覚えていない男の税関員だ。もうそんな屈辱はないであろう、今後、痔になり手術でもしない限り。

 損害賠償で3000円くらいくれるという噂を聞いたことがあるが、そんなことより素早く成田空港を離れた。きっとワタシを泳がせているに違いないという妄想に陥ったからであった。
ワタシは、このことを含め今までの経験から税関を難なく突破する確率の高い方法を学んだのである。
1、税関に並ぶ前に、荷物をごそごそあさらない。
2、女性の税関員はえてして真面目なので避ける。
3、荷物は多すぎず、少なすぎず。
4、できれば夫婦や子連れになる。
5、パスポートのスタンプは少なめに写真はネクタイで。

 そういうわけで、その後パスポートの更新で、私は写真を笑顔で撮った。(無人の証明写真で笑顔になるのはなかなか難しいものである。人間は不思議なことに、自分でコチョコチョこそばしてもちっともこそばくないのである)そしてイザ申請に挑むと、歯の見える写真は駄目ですと断られた。
何故だ、と食い下がっても規則ですだの決まりですだのいって受け付けてくれない。写真代を無駄にされた恨みをどこにぶつければいいのだ。私は西洋人がにこやかに写っているパスポートを何回も見たぞ。笑っているほうがイミグレーションオフィサーも心証が良いではないかとブツブツいいながら権力に敗れたのであった。

仕方ないので、今のパスポートはほんのスマイルである。
ちなみに運転免許証等、写真の貼り付けてある公的免許類はすべてスマイルにしてある。文句あっか。


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