スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ~世界は基本的に広い~んですけど・・

2003/11/17(月)00:46

タイ自転車縦断

夜になってから30年以上前のオープンカーに乗っている友人の家に行った。シートベルトもないダットサンだ。雨が降れば止まってしまう車に乗っている彼のことだから車には詳しいのであろう。彼は私が乗っていた車のボンネットを開け、見つめた。私はまだボンネットを開けたことがなかった。彼はエンジンがでかいなといっただけでボンネットを閉めた。ウォッシャーがフロントガラスだけでなく、ライトに所にも吹き付けられていることを知った。ボンネットの開け方やサイドミラーの正しい調整の仕方を学び、車を走らせた。何故かすごく調子が良くなった。気分よく、家路に向かう。彼と肝心な用事を済ますのを忘れていた事に気がついたのは、すでに高速で150キロで走っていた。12時に締まりかけの家のまん前にあるツタヤに入り、物色したところ試聴に発売されたばかりのビートルズネイキッドがあり、聞き込んでしまった。THE LNOG AND WAINDING ROAD懐かしいとともに新鮮であり、そしてこの曲を初めて聞いた中学生の頃から今まで20年という間、いったい自分は長く険しい道を辿ってきたかという問いに愕然とした。中学生のとき、これからの人生は長く曲がりくねった道を辿っていくんだろうなと思って聞いていたというのに。首を振れ、エグザイル、これからででもこんな道を辿っていくのだと。おっと、閉店、急いで衝動買い。ビートルズで好きな曲に、「ワイルマイギタージェントリーウイープ」がある。ギターはクラプトンだったかな。タイをママチャリで縦断していた頃。まっすぐで照りつける道は退屈なので前かごにバンコク泥棒市で新調したラジカセを積んでいた。ボブデイランやストーンズ、ビートルズ等30本以上のカセットテープと共に旅を続けていた。スコールになれば、ビニール袋を前かごにかけ、後ろ荷物にはレジャーシートを巻きつけていた。おお、While My Guitar Gently Weepsの話であった。何だかこの曲を聴くと、あの激しい雨の中、ボリュームを大にしてペダルを漕ぐ自分を思い出す。名曲だ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る