内閣調査室勤続13年の私が言うのも何だが、日本中枢を一手に担っている公園がある。今日は、特別に、読者の皆様だけに公開することにする。くれぐれも、他言しないようにお願いしたい。
その公園は、兵庫県西脇市にある東経135度、北緯35度に位置する
「日本へそ公園」である。私は、まだ行ったことはなかったのであるが、急遽、時速140キロで中国自動車道を飛ばしたら、弱冠50分で到着した。
西脇と言えば、横尾忠則の出身と、西脇工業高校が駅伝強いということぐらいしか、私の頭の中にインプットされていないのであるが、横尾忠則の為に作られた美術館があり、早速、へそは置いておいて(しかしへそ公園の敷地内になる)、館内に入ったのである。入口には呼び鈴が置いてあり、「ご来場の方は鳴らして下さい」と書いてあったので、思わず鳴らそうとしたら、じいさんが出てきて「ハイハイ、310円ね、いらっしゃい」と言って、入場券をささっと、渡すと、また奥の事務所(もしかしてアトリエ?)に戻っていった。一人残された私は、急いで入ってみる、と、これまた大盛況で、5回数えても、誰もいないのであった。横尾忠則の絵が12枚。以上であった。1枚観賞料金30円弱。プラス瞑想室が設けられていた。天井の低い、3畳程のその部屋は、ガラスブロックの壁に囲まれ、綺麗な絨毯が敷かれ、真ん中に黒いオブジェの箱が置かれていた。
その後、へそモニュメントに行くが、先日の台風でか、多少、壊滅的になっており、修理中であった。
しばし、芝生でへそで茶を沸かしながら、のんびりして、いそいそと、家路に向かったのであった。
ちなみに、日本の中心として、未だ、死闘を繰り広げているのは以下のところである。
喧嘩はしないで欲しいものである。
日本の人口の重心 岐阜県郡上郡美並村
日本列島の中央 群馬県渋川市
日本中心の標 長野県辰野町
日本国土の重心 石川県珠洲市