スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ~世界は基本的に広い~んですけど・・

2004/11/22(月)01:23

二酔人、一茶人、経綸問答

2004年11月22日21時33分、私は郡山ハルジ氏と心斎橋ワタル氏に梅田は御堂筋線最南端側改札出口にて遭遇した。日本在住の心斎橋氏と私は、超高級寿司専門店を画策し、明日カナダに帰る郡山ハルジ氏をご招待しようとしたのだが、彼は、大阪城界隈を3周ジョギングして来たきり状態での参画となり、カロリーを大量に摂取しなければらんばらい事情や、マラソン帰りのため所持金は汗でベトベトに濡れた2000円しかないという事情を考慮し、急遽、くるくる回る寿司屋に変更となった次第であった。 しかしながら、この高級な梅田界隈においそれと、回転してくれている寿司屋は発見できなかったのである。 仕方なく、我々は、1皿60円よりという看板にわざと騙されて、回らない寿司屋に入ったのである。 「一皿60円のウニを100枚持ってきてください」と言いたかったのであるが、その前にナニが60円か邪推するまでもなく、おばさんに聞いてみた。 「わかめ巻きです。え、騙されたって、それほとんどのお客さんが言うんですよ、でもうちは味で勝負ですから、皆さん満足されて帰ってます」と先制攻撃を受けた。 「わかめ・・・ですか・・・」我々3人には、明らかに不信感が漂ったのであるが、とりあえず、わかめ巻き以外のものを発注した。 我々のために貸切にしてくれたのであろう、2階の大広間に我々3人だけがビップとして通され、曲も洗練されて、さながらロックンロール寿司バーという形相であった。 「お客さんすみません、マグロが切れてます」 そうやってまで着たばかりの我々を追い出したいのだろうか、マグロのない寿司屋が、あと6時間の営業に耐えられようか。我々が小声で不平不満を言うと、「ありました」と訂正された。 「このダイサンゲンってなに?」と聞くと、すかさず、「きゅうりとたらこといかを巻いたものです」という心強い返事が返ってきた。というか、おばさんは、自分の携帯メールや携帯電話で忙しく、あまり仕事どころではなさそうであった。我々が小声で、わかめ頼むか相談していたところ、「すみません、いかが切れてしまいました」と訂悪された。 「でも大丈夫マイフレンド、ダイニゲンができたよ、いか抜きだよ」 彼女はアイデアウーマンである。値段はちゃんと引いてくれたのかと脳裏をかすめたが、まあ、きっと引いてくれただろう。  「おかわりありますか」とアイデアウーマンは更に猛攻の追い討ちをかけてきた。 「この・・・わかめ巻き・・・・って誰か頼むことあるの?」 「え、騙されたって、それほとんどのお客さんが言うんですよ、でもうちは味で勝負ですから、皆さん満足されて帰ってます。そうですね、女性客が注文することはあります」と先制攻撃を受けた。 「じゃあ、うーんと、イクラ・・・」 逐一、我々の濃厚な話題は、下階調理室に漏洩しているようであった。我々が、高校の頃の話題をすれば、その頃流行した音楽が流れ、我々がやばい話をすればやばい音楽が流れ、我々が高尚な話をすれば、高尚な音楽がBGMで流れ、スピチュアルな話をすればそれらしい音楽が、人の噂話をすれば、それなりに・・・。 しまった、18年ぶりに会ったハルジ氏と2年ぶりに会ったワタル氏のことを書くのをすっかり忘れていた、疲れてきたので。つづく、にさせていただこう。

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