スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ~世界は基本的に広い~んですけど・・

2021/05/06(木)11:14

柳川とは

大晦日は忙しいのである。大掃除に正月の用意に見てないDVDの鑑賞に読みきれてない本の整理に挨拶の準備に年賀状の作成に。そんな訳で、世間は大忙しであり、飛行機の乗車率は20パーセントである。まるで私が暇人のように見えるかも知れないが、日々は企業戦士ゴッコをしていてスコブル忙しいのである。こういった日記も寝る時間を削って書いているのである。大掃除もDVDの鑑賞も読書も本の整理も挨拶も年賀状の作成も寝る時間を削って行われているのである。多分。  機上の人としての私は、急遽、100円で買った古本九州1周ガイドブックを見て柳川に行くことにしたのである。このガイドブックの以前の持ち主が大変熱心な書き込みをしてくれているおかげで「ここは時間があれば行く」とか「ここで絶対食べる」とかという情報が長崎のコーナーだけ満載されているので、ちっとも参考にならないところが味噌である。いや醤油並である。  そんな訳で、福岡空港から4駅、天神より、西鉄に乗り換えて45分間の電車の旅になった訳である。勿論福岡は数回行ったことがあるが、西鉄はバージンであった。  柳川といえば、川めぐり(正確にはお堀巡り)である。あるといっても、知ったのは機上でであるが。私の頭の中にだけ最新の情報を備蓄し、乗船料1500円を手に握り締め、柳川駅を降りると、「川巡りはこちら」というプラカードを掲げた兄ちゃんが立っていたので、その兄ちゃんには見つからないように、観光客とばれないようにその場を密かに去った。勿論、ディパック1つの私であるから、その風貌からシテきっと地元民と思われたであろうと、想像した。  幾つかの会社が経営しているようで、適当にその一つに行くと、先程のプラカード兄ちゃんが立っており、「あなた先程駅で見ましたよ。行ってくれれば車で送迎しましたのに」と笑顔で言われた。しまった、ばれていたのか、地図を抜き取っていたところを見られたか、チッと思ったが、彼の戦略にはまることにして、コタツ付舟に乗り込んだ。  そんな訳で、船頭さんの厳しい説明を耐え抜き、約1時間ばかりの行程を難なくこなし、程よく寒くなってきたことも幸いし、名物であると思われる鰻を食べに行く。東京にいた頃、取引先の人々は何かあれば「鰻食いにいきましょう」という。大阪で「焼肉いきましょう」や「河豚行きましょう」と同じ感覚なのかもしれない。ちなみに鰻の季節はやはり今なのである。有名な話であるが、夏に鰻が売れないので、勝手にドヨーのウシちゃらなんちゃら言って宣伝こいたのはエレキテルの平賀源内である。商売人だったのだろうか。暑い時に鰻食ってどうするアイフル。といいながら、おごりならいつの季節でも鰻を食うのである。  柳川城跡は学校内にある。まるで篠山城内に篠山鳳鳴高校があるかのようである。(マニアックである)兵庫県高校駅伝のスタートゴールだから知っているまでである。城跡といってももはや何もない丘になっているだけである。勿論誰もいない。そこがシブイところである。  柳川には工場工業がほとんどないそうである。御花西洋館は改修中である。よって休館である。  先日の松山の正岡子規に続き、北原白秋である。邪宗門である。思ひ出である。夢殿である。生家兼記念館は休館である。 日本一の干満差(6メートルぐらいか。離れていても諫早湾締め切りのせいでそこまでなくなったとか)というが、川沿いの船も土の上に乗っているのが楽しい。

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