意味なし世界一周を敢行するには、まだ半分も来ていなかった、というのに、帰国しなければならない日はあと2日しかないのであった。
ベルギー、ブリュッセル空港までは、アムステルダムのスキポール空港同様、電車で約20分程度というスコブル便利な場所にあった。12月31日、朝からフラフラしながらも、荷物を持って空港に行くのであった。
ヨーロッパからアメリカまでは、6~8時間と、日本から東南アジアに行くのと変わらない感覚であろうか。
飛行機から、マンハッタンが見えた。DCから370キロである。摩天楼がうっすら見えるのだが、手前の目下はただの田舎である。ニューヨークでもそうだったのだが、ワシントンも空港に向かう時に、何航空か尋ねられ、それぞれ空港別に専用搭乗建物があるのは、広い国ならではのことなんだろうか。
アメリカには、リムジンバスのようなものがあまりない感じがする。ワシントンDCダラス空港より、乗り合いタクシーで街に向かう。
私が、不意にも、良く調べず、アムステルダムのネットカフェから予約したホテルは、街の中心から2、3キロ離れていたので、バスに乗って街の中心に行くということになった。バスは1.25ドルである。
パトカーに馬が乗っていたが、私は、ホワイトハウスまでバスで行った。大統領が招いてくれているのだから、リムジンの一つでも用意して欲しかったのだなあ、としょぼく思う。
アメリカ人は大いなる田舎者と思う。
学生の頃、黒人が電車の行き先と乗り方を聞いてきて、一通り教えてあげたあと、「キミはどこから来たの?」と聞いた。今までの旅行の経験からすると、国籍がでてくると思っていたのだが、彼は「ニュージャージー」と言った。なんだこいつは。と思った。急にそいつがとんでもない田舎者に見えた。
初めて行ったアメリカはニューヨークであり、ニューヨークはアメリカらしくないアメリカだよと聞いていたし、そういうものだと思っていた。今回、ワシントンDCに行き、街が徒歩サイズでないことを実感した。車サイズに人工無機的都市が形成されているのだ。
表向き、ただ美しい公園無機質都市は、アメリカでも有数の犯罪都市(ニューヨークの5倍)であり、特に殺人が多いという。アメリカには住みたくないと思う大きな理由は、銃がはびこっているということだったが、最近、カナダも同程度の銃の数があるということを知り、使い方や教育や環境に大きな問題があることを知った。といっても全体の治安が悪いわけではなく、街の中心などは、まだ安全な方だそうだ。
地下鉄にも乗ったのだが、地下道というのがほとんどないというのが、ユニークで、エスカレータなどで、地下に降りるとすぐに改札になっている。治安を考慮してなのかと思うのであった。早朝、駅構内には誰もおらず、本当に地下鉄が来るのか心配になったほどだ。(あと何分で来るか表示されているのだが)
国会議事堂、ホワイトハウス、最高裁判所、そして証券・印刷局、FBI。リンカーンメモリアル、ジェファーソンメモリアルとルーズベルトメモリアルのあるワシントンメモリアル、アーリントン国立墓地、スミソニアン研究所の多数の部署どれもが無料というのはなかなかよいことではある。
まあ、そんな訳で、速攻で街に出て、観光を敢行するのであった。6時間に及ぶ本業の散歩開始である。
以下、指南書
USキャピトル 国会議事堂。隣接する巨大な国会図書館、最高裁判所。議事堂の北側には、壮大なユニオン駅、その隣には郵便博物館、全米日系米国人記念碑などが続く。続くがそこまでは行っていない。
スミソニアン博物館のひとつ。16の美術館博物館の建物の複合群。いくらトバシヤの私といえど、1億4200万点の展示物、とても15分で見回ることはできない。そこまでは行っていない。
リンカーンメモリアル。マーチンルーサーキングが「私には夢がある」と演説した場所なのだなあ、と思いながら、ここまで歩くのに何の変哲もない道を20分以上歩いたのだ。これ以上は歩けない、ということで、リンカーン像の前までは行っていない。(1月1日早朝の散歩)
ワシントンモニュメントからリンカーンメモリアル方面。一応、世界で一番背の高いオベリスクまでは、歩いていったのだが、これまた結構歩くのも遠いのである。
ホワイトハウスからワシントンモニュメント。芝生を横切り、ひたすら歩くのであった。
ホワイトハウス悪の根源。
ホワイトハウス悪の注意書き
ホワイトハウス横アイゼンハワーエグゼクティブオフィスビル。何でも良いけど、何となく、ヨーロッパ後のアメリカは、やっぱり新しいのである。申し訳ないけど、薄っぺらな感じもするのである。
朝の散歩には、アーリントンナショナルセメタリーとペンタゴンに行った。ペンタゴンは世界最大の床面積を誇るオフィスビルである(2位はアメリカの旧パンナムビル、現メットライフビル)しかし、5角形なんかソラからしか見えないのである。
オベリスクといっても記念塔。本物のオベリスクは
世界に30しかないのである。
そんな訳で、朝の散歩を終えると、ケタタマシク、荷作りをして、速攻で空港に向かったのであった。
2007年正月旅行
オランダ運河紀行 Amsterdam
ソドムシティにて Amsterdam
ソドムシティ2にて Amsterdam
ソドムシティ3にて Amsterdam
ブルッヘ観光案内 brugge
ブルッヘ観光案内2 brugge
ブリュッセル観光案内 Brussels
ブリュッセルgourmetの旅 Brussels
正月はワシントンDCで WashingtonD.C.
世界一周