香港ネーザン通り。
北京の目抜き通り王府井
パリの目抜き通りシャンゼリーゼ(昔、侍が、この通りを見て幅にドギモを抜かれた) 幅70m、長さ1910m
まあ、そんな感じでよぉ、例えば、ニューヨークの5番街とか歩くとよぉ、世界の中心にいるぜえって気がするんだよねえ。もしかして、あまり関西人は思わないけどよ、田舎から東京に出てきたら、日本の中心だぜえと思うのだろうか。
世界の都市中心通り特集をするつもりがここで断念!
まあ、そんな前置きはどうでもいいとして、今日は、闇夜に消えた友達との○○パーティのおもひでである。彼とは、バンコクで知り合ったのだが、そのときの彼を介抱するおもひでである。
彼は、困ったことに、私の好むものとは違って、大したこともないのにお薬が好きなのであった。
その日も、ホテルの彼の部屋を訪れると、すでに軟体動物と化した彼がそこにあった。
「おおお俺はなああ、ドリアンは食べられるが、ババナナは苦手なんだよぉ」
出た、初めから脈絡のない熱唱トーク。
「ああ、足のすね気がちくちくする・・電熱ハサミで焼かなきゃ駄目だよ・・・なんでも俺には分かてんだから」
何故、台本を棒読みするような口調なんだよ。
「え、え、、うそ、俺ってどう思われているの?え、え、人魚姫と白雪姫、どっちがいい?」
まあ、私としてはどちらでもいい。
「あ、あれれ?今、何か俺変なこといったかな?どういうことだ?どうしたんだ?教えてくれ」
お、ちょっとこちら側に帰ってきたかな・・・
「ちょっと、チベット行って来るから」
わお、行ってしまったか・・・
「さっきから君、何か話しろって五月蝿いけど、どんな話が聞きたいの?え?あ、人魚姫?君、君は人魚姫の何なのさ?」
なんでもないよ。人魚姫の話でもしてくれよ。
「えー、じゃあ、最初から人魚姫の話するよ。昔々漁師さんがいました」
白目剥いてますが・・・
「ほんと、でかい仕事今、しかけているんだからねえ。それで・・・あ、あれれ?今、何か俺変なこといったかな?どういうことだ?どうしたんだ?教えてくれ」
なんとなく会話のキャッチボールが成立しているね、何となくね。
「それでさ、バナナなんだけど・・・」
そうやって今夜も一日が無為に過ぎていくのであった。まだ彼はこの世にいるのだろうか。