トニカク、仕方ないノデ生き急いでみても、アメリカの入国審査は長いのである。指紋とって写真とるというアメリカスタイルを昨年より日本でも導入したが、勿論私は反対論者であるが、当然、アメリカ人にだけは、是非、日本でも導入し続けて欲しいものだ。
オマケに、今回は、いつものように挙動不審なので、税関で、任意荷物検査にはねられて、ニッモツオープンコーナーに回させられたのであった。すると、荷物を開ける担当者が、任意で怪しい奴を選ぶ担当者に向かって「そんなにいっぱいこっちに回して来るな!こっちいっぱいやないか!」と怒っていた。荷物検査させられているのは私以外は、順調に全員、南米系である。アミーゴ。
その後、入国審査に1時間以上待っているが、後ろの日本人が話しかけたそうにしていたので、振り向くといきなり、「アメリカはどこが好きですか」ときた。シンガポール在住30年のブラジル行きのじいさんであったが、職業は不明であった。こちらは、滞在型素人なのに、やたらあちこち行っていると思われたようで、矢継ぎ早に質問してくるが、遂に、ボルネオ島のブルネイの隣にあるマレーシアの退屈な都市ミリについて盛り上がったのであった。まあ、そんな特殊事情もあって、案外時間つぶしにはなったのであった。何故私に声をかけたかというと、税関で荷物を開けられてでさえ、ほとんど日本人として1番に並んでいたからではないだろうか。何せ、機内をトップに近い状態で、ドケドケどけーと出たのが幸いしたのであろう。
初めてロサンゼルスに行ったのだが、街としては広すぎる。歩けない街というのが、あまり好きになれないということは、横に置いといて、テロを恐れてかコインロッカーがすべて撤去されており、13時間トランジットという特殊事情もあり、とりあえず、ディユースで空港近くの最下層ホテルにチェックインし、荷物を置き、街に出ようとするが、これが、またなかなか不親切で、街への出方がよく分からない。タクシーや乗り合いタクシーで行けば、よろしいのだろうが、大富豪と言う事情もあるので、無料バスで近くのメトロまで行き、そこから1.5ドルで、ハリウッドに行ってみる。さすが、1.25ドルという安さだけあって、時間は1時間20分もかかり、2回も乗り換えるという特殊事情が重なり、お昼前にロス空港に着いたというのに、ボヤボヤしているうちにロサンゼルスに着くと既に、日が暮れていた、なんていう特殊事情が重なったのであった。目的は、ただのひとつ、それは、明日を待てって感じかな。
ハリウッドハイランド駅を降りたら、何だか暗いんだよな。
その前に、一応、おのぼりさん的に、傲慢いつまでたっても気がつかないアメリカ帝国主義を参拝するのであった。正に時は金なりなのだが、歳月人を待たず、時に及んで正に勉励すべしなのであるが、よく考えれば、単純なおのぼりさん状態なのである。スターの道見て、へえーといい、インド人観光客を見て、ほぉーといい、何か風がきつくて、さぶー、というのみである。老兵、暖かい地域に早く移動するのを希望するである。
インド人女性がキャーキャー騒ぐのもインドではないからか。
グローマンズチャイニーズシアターはジーンズに黒い服が制服であろう。
ホテルに戻り、12,3分眠った後、シャワーを浴び、ホテル代を浮かすために、夜中便の飛行機に乗っちゃったりなんかするのである。でも本当は、飛行機のスケジュールの都合上勝手に夜中便になっただけなのであるが、まあ、それは仕方ないとするよ。
何故か、木になっている人もいるんだよな。
飛行機の隣の席は、すっごいデブの白人女性で、妙に馴れ馴れしくて、ちゃんと、肘置きも順調に終始占領され、オマケに、トイレに1時間おきに行ってくれるので、ちゃんと1時間置きに起こしてくれて、リズム感があったのであった。5時間弱で、メキシコをまたいで、夜明け前にグアテマラシティに到着してしまったりするのであった。