2023/11/16(木)15:55
ビーチでの荒業 saipan
ビーチでしないこと
世の中くらいのに、引きづられるわけにはいかない。
ビーチですること
昔、ビーチで3ヶ月もいると、廃人というか俳人というか、愛人にはならないが、暇人にはなる。
大きな、島の監獄に閉じ込められた感じにもなってくるのである。島の中で自由に行動し、自由に飯を食い、自由に酒を飲み、自由にフラフラになり、自由に泳ぐのだが、限られた中で閉じ込められているのである。
ビーチにもいろいろあって、大まかには、騒がしいビーチと、何もないビーチとがあり、それぞれに、趣がある。
ビーチ好きになったのには、理由もある。やはり生まれて初めて行った南国ビーチの印象が強烈だっただからであろう。
何度も書いているので、また書くのであるが、18歳で、一応、ほんの数ヶ月前まで、受験勉強という長い苦しみを味わってきた中で、狭い閉じられた世界に生きてきた私にとって、急遽、そんな大きな世界の潮流の変化は不思議なものであった。
初めて見た椰子の木に大いに感激し、ボロボロの船に乗って、イルカと併走し、マンガでしか見たことにないような小さな無人島に椰子の木3本といった光景を眺め、遂に湾内に入ると、珊瑚礁の上を、宙に浮いているように船が進むといった様子は、半年前の自分には想像できなかったことであった。
船内では、宿屋(バンガロー)に呼び込みを図ろうとする、宿屋の人たちに西洋人、地元の買出しの人々たちと、ほんの少しのフィリピン人自国民の観光客。
港から、ジャングルの中をジープに人とモノが乗って満載の中、舗装されていないでこぼこ道を行きながら、何度も頭を打ち、跳ね返ってきた石が体に当たる。
ビーチには、浜辺まで、バンガローが十数件あり、そのビーチの横に、ディスコがあった。
瑚礁まで15メートルといった中を、泳ぎながらも、バンガローのデッキにいると、地元の暇な子供たちが遊びに着たり、暇な大人たちが遊びに来たり、物売りをからかいながら、特に何をするということもないまま、夕方となり、やがて夜となり、静寂が訪れると思いきや、ディスコミュージックがジシズシズシとなり始める。
思わず、それでは、とディスコに行ってみると、同じような年齢の女の子たちが、ビキニでダンスを踊っているのであった。小さなビーチなので、彼女たちも、昼間は暇プーこいていて、バンガローとテラスにぼーっとしていると、冷やかしにくるのであった。3泊もしないうちに、もう島民や働いている人たちから顔と名前を覚えられてしまう小さなコミュニティであった。
うわあ、20年もたってもサンセットディスコ健在だが、えらい風景激変やな。
そうやって、何年かにわたり、それから4回、ミンドロ島に行くことになるのであるが、やがて、宿屋の規模は大きくなり、水は綺麗だが、珊瑚はなくなり、ディスコは増え、牧歌的な空気が消えつつあった。
そうやって、ビーチ好きが刷り込みされ、やがてバカになっていくのであった。
働き出すと、さすがに気がつけば1ヶ月という事態はなくなり、せいぜい2泊といった寂しい状態である。
今、どこのビーチがいいんだろうか・・・。
とんでくか。
まあ何をするか、何をしないかだけどね。
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