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2013.08.16

トビリシ－エンバレン（グルジア－アルメニア）　２０１３年８月　パート2

(7)

カテゴリ：カテゴリ未分類

続きである

まあ、そうとして、４人でコーチになっている寝台車、勿論現地に近い人たちで、インドがメインだがさまざまな国で２，３の言葉を交わし、意思疎通が通じず、笑ってなんか食べ物あげたりもらったり、最初と最後は握手して。しかし、寝るだけだから、横になれるから、夜は早い。グルジア出国明日ポートは事前に集められ、スタンプ押して返してくれる。
夜中の１時、列車は止まり、制服おばちゃんが見に来てくれた。私は、外に出て、手招きについていく、列車を降りた目の前がビサ申請場所であり、１０数両ある中で私だけが申請者か？と思うと、これで列車止めてるんだな、申し訳ないなという感じになる。１２ジョージアマネーの申請料を払い、ビザを作成（写真欄あるけど不要だよ）してもらい、すぐ、カムカムされて（COMECOMEだよ）スタンプも押された。そして列車乗れば、列車は出発、また車内で、係員がスタンプ押しに回り始めた。もう走っているけど。私のパスポートは、さっき受けたね、ハイとすぐ返してくれた。みなさんはガシャンとスタンプを押してるが、ノートパソコンみたいなんを見ながら確認して押している。
そうして、作業が終わり、列車はのろのろ進む

夜行列車は22時16分に音もなく、ガタっと列車が徐々に動き出し、そしてアルメニアの入国となり、寝台ベッドの上段で、薄明かりの中、雑誌を読んでいると多分、うとうとしたのであろう。気がつけば6時、明るくなっていた。考えたら夜行列車は多分15年ぶりぐらいである。スエーデンのマルメからドイツベルリンまで以来ではないか。寝台ともなれば、フランスのニースからイタリアのベネチアか、20年ぶりくらいである。

1時過ぎに、起こされた。というか、30分前に、そろそろ用意してねと親切に20歳前後の女性に起こされた。
たまたまなのか、狙い撃ちされたのか、私の車両の前がビザの申請場であり、私の車両だけ、扉が開いた。

プラットホームに下りたのは十数車両で私だけであった。車内で事前にビサ申請書を貰っていて、ジュルジアマネーで１２といわれて、お釣りないぜ、そんな感じで、その場でビザ発行（写真不要）、横の部屋でイミグレ。

それはそうと、窓から外をみた。アララット山と小アララット山だ。アルメニア高原にあり、トルコ、イラン、そしてアゼルバイジャンの国境付近に聳え立つ5000メートルを超えるノアの箱舟伝説の山である。そして、私の再会はイランからトルコに抜けた1987年以来の25年ぶりに見る山であった。

25年、4半世紀ぶりに見る山は、感慨深いかというより、当時、ソ連であったアルメニア地方にまさか、行けるようになるとは夢にも思わなかった。今は、入国時に１２ジョルジアマネー（800円程度）でビザがもらえるのだから、それが感慨深い。

7時半前、アルメニアの首都エレバンに到着。実は2，3日前まで、アルメニアの首都がエレバンということを知らなかった。（グルジアの首都がトビリシというのは昔から何故か知っていたが）

シーツの回収が始まり、たたんで返す。そういえば、乗ったときは、シーツに加え、ボトルで水と炭酸水とお湯ないけどインスタントコーヒー粉となんかまずそうなお貸しを受け取った。こんなんサービスで、寝台２等で３０００円ぐらい。ああ、学生時代なら高いと感じたが、今は、さすがにそこまでしてもらわなくてもいいよ、これだけしか払ってないからと思う。