アイアンメイデンと私。アイアンメイデンと私。という青年の主張のごときタイトルですが…ぶっちゃけ私が行ったコンサートレビューということでよろしく お願いいたします。 先日もオリジナルメンバーと呼んでもよいであろう、ヴォーカルの猿の惑星 出身とみまごうばかりのルックスのブルースさん(なんと彼はパイロットの 資格もとったとか…!)とともに来日したとこなんですが、わたしが彼らを みたのはかれこれ×○年前モルグ街の殺人ってタイトルでしたっけ?その アルバムのプロモーションのためのツアーの一環として行われたコンサートで ありました。 場所はロンドンのハマースミスオデオン。ウルサ系バンドの コンサートが行われる殿堂のような場所であります。 当時やってたバンドのヴォーカル、J姐さんと約一月の滞在をした時の ことです。 まずは会場にふさわしいスタイルをGETするため、King‘s Roadにたくさん連なるちょっとだけ派手目の(笑)お洋服やさんへ♪ (当時人気爆発だったパンク系のBOYというブランドもそこにお店がありました) そのとき購入した服たちはその後もちろんステージ衣装となるわけですが、 貧乏な旅の予算のなかから食費と宿代を削るだけ削ってすべてを衣装と コンサートのチケットに費やすというやくざな滞在でありました。 購入した服と小物、ありったけをじゃらじゃらつけて(ハードロックバンド お約束の三段鋲ベルトとか、ですね)ヴィクトリア駅近くの激安B&B から地下鉄にのってハマースミスまで。 その日のかっこは... BOYで購入した、ジッパーがあちこちにとりつけてある、 真っ白のライダーズジャケット、メタリックターコイズブルーの ストレッチ素材(今で言う、レオタード素材)のパンツ、 腰に3段鋲ベルト... 当時はソバージュなんて言葉は存在しませんでしたから ロングの”カーリーヘア”(笑)に ゴールドのスプレーをふりかけてみました(ファッションショーかい! 笑) でも、こんなかっこで歩いてもだれも気にしないし、 とりたてて目立たない。(と、少なくとも本人は思っている。 笑) なんて気持ちいいとこなんだろう、LONDONって...! 会場に到着したときはもうかなりのお客さんがたで賑わっておりました。お 客さまがたの約8割は野郎、という構成です。会場は座席ももちろんありましたが だれも座ってません。くらーい劇場に野郎がてんこもり、こころなしかケムって おります(たぶんアレのせいです 笑) そしていっせいに野太い低~~い声で、ひとさし指をたてたこぶしを つきあげ“まあいどおおおおおおおん!”と口々に叫んでいるのでした。 ふつうに呼べばメイデン、なんですけど、コックニーの方たちが多数いらしたのでしょうね(笑) 中産階級出身の知り合いに「アース ウインド&ファイヤーのコンサート、 すばらしかったですよ!」と話しかけると、「あら、私も行きたかったんだけど、 いけなかったわ、残念だったわ。」と答えてくれてたのに、 続けてわたしが、「これからアイアンメイデンやモーターヘッドのコンサートにも いくんですよ~、」と話しかけたら「ふん、やつらはゴミだ!」と吐き捨てるように お返事がかえってまいりました(笑) コンサートがはじまると野郎たちはこぶしをつきあげたまま頭をふるのでした。 ええ、ステージ上のメンバーを見てるやつなんかほとんど見当たりません。 このずいぶん後に日本でもエック○とかいうバンドなんかのコンサートで 同様の光景を目にすることになりましたけれど、当時はなんだあ??こいつらはっ!! と驚いたものでした。 さて、腐女子的にバンドのメンバーをみるとはっきりいって美しくないわけですが(爆)そのなかでも まだこれは許せる、というのがベーシストのスティーブハリスさん、このバンドの リーダーさんでした。金髪のロングヘア。ステージ上を隅からすみまで動きまわる 精力的なご様子にわたしも満足vv このバンドも歌詞が難解でわけがわからないお歌が多数あるんですけれど、なかでもシングルカットされた“Run ToThe Hills”は わけがわからなくても(爆)とにかくかっこよくて (ブルースさんがモニターに足をかけ 丘の上を指差すように、ラン トゥー ザ ヒ~~~~ルズ、と 歌うと、さすがの彼もかっこよくみえる 爆) いつのまにやら私も野郎にまじってあたまを 振ってしまっていたのでした(笑) その野郎たちはバラードになると手持ちのライターに 火をつけて捧げもちながらじっとしてるわけです。落ち着いてよくみると この野郎たちもなかなかひとのよさそうな野郎たちばかりで、お互いにまいどん 好き同士、不思議な連帯感がうまれたのでした。 …これって。音楽れびゅーになってませんね(汗)とりあえずはいにしえの ハードロック会場に出没していた野郎の生態について、ということで… ジャンル別一覧
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