|
カテゴリ:栽培情報
我が農場 「御浜天地農場」では、5月末のタイフ~ン級の風雨の中
「ベッピン小梅を救え!!」 を合言葉に無事小梅ちゃんの収穫を終え、6月に入り、今度はメイン品種である 南高梅 の収穫作業に突撃!! しましたのじゃ 6月初めより試し採りした時には、5月が全般的に気温が低かった為、期待したよりも小粒傾向でしたが、第2週に突入につれ、ここにきて目に見えて実が肥ってきました じゃ~~ん 肥ってきた実 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ こちらがたわわに実り、肥ってきた ジャニーズ系男前南高君 梅の実はある程度の熟期に来ると日に日に実が肥り始め、青梅から徐々に色が抜けて黄色い完熟梅へと半月あまりの間で移り変わっていきます。 1年間手塩にかけて育て、ようやく辿り着く 実りの季節 農家としては少しでも大きな粒をとりたい・・・が、うちのように一粒一粒丁寧に手もぎする収穫の仕方は、下手をすると採る前に熟して落ちてしまう ちゅうことで、毎日樹の様子、実の熟し加減を見ながら、採り方を変えていきますのじゃ! そんな こんなで・・・ ワッカ posted by (C)熊野どいらいファーマーズ 青梅の収穫開始時は、このように針金で作ったワッカをあてて、これが通らない大きなの実を採るように、眼と手の感覚を会得しながら採っていきます。 小さい実は採らずに置くと、何日かで更に肥ってくるので、ある程度の大きさの実だけを採りながら、 ひろ~~~い畑を一巡してはまた最初に戻り、これを4回も5回も繰り返して採るのであります。 採った実は撰果機を通して、サイズごとに分けていきます。 こちらがサイズ撰果した南高の実 サイズ posted by (C)熊野どいらいファーマーズ 服のサイズと同じように、Sから3Lまで5階級に分けますのじゃ! 見ての通りSと3Lじゃ ジャンボマックス(古っ!) はたまた アンドレザジャイアント(これまた古っ!!) と 池野めだか(よしもとの芸人さん) くらいの大きさの差があります。 Sは極端に小さいとしても、一般に梅干しに漬けるM玉以上でも、Mと2Lじゃ1.5倍。Mと3Lじゃ2倍の重さの差があります。 てな訳で、ジャニーズ系はスラッとした細身の男前ですが、少しでも肥った実を採りたい南高君は、 せきとり級男前 といった感じですな ごっつあんで~す という事で、関取系男前南高君の収穫を目指して、雨上がりの蒸し暑い日差しが照りつける中昨日も 熟練さん、ギャルさんの梅採り娘衆&野郎ども総勢15名が梅採りに汗を流してくれました 一生懸命の梅採り娘 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ 梅の樹と向き合い 黙々と・・・(いや、結構おしゃべりしながらではありますが…) 一生懸命作業に励む梅採り娘さん ほんま猫も手も借りたい忙しさ ・・・なれど、 というと・・・ 陰でサボるプラム posted by (C)熊野どいらいファーマーズ 木陰でサボっとるがな~~~ やっぱり 木陰でサボる ワンコとは対照的に、日差しを浴びて光る青い長靴が梅採りギャルの頑張りを象徴しています。 そして 梅の樹の上で、まさに黙々とぐわ~~んばるもう一つの姿が・・・ 頑張るテントウムシ posted by (C)熊野どいらいファーマーズ そう、テントウムシ君であります 前にも書きましたが、有機栽培の梅づくりで最大の難問は アブラムシによる被害 アブラムシは葉の養分を吸い、葉っぱを パンチ佐藤(これまた古い プロ野球のピッチャーの名前 若い人は知らんわのし) 級にカールさせて、樹の成長を妨げます。 こちらがアブラムシの吸われて、パンチパーマ級に巻いた葉 アブラムシにやられた葉2 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ バックの青空がなお悲し! トホホ・・・ このアブラムシと果敢に戦い、食べてくれる天敵がテントウ虫君なのであります。 テントウムシ君は成虫だけでなく 頑張るテントウムシの幼虫 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ 幼虫も食欲旺盛にアブラムシを喰って喰って喰いまくってくれる強い味方なのです。 それでもテントウムシ君がいくら頑張っても食べきれないくらいのアブラムシが発生する年もあり、いまだ有機栽培の最大の難問がアブラムシ問題なのです マル そして、有機栽培の梅づくりのもうひとつの難問 先日の こちらのブログ記事 に書きました ソバカス南高君(黒星病班)の発生 今年は、天候に恵まれ、そして天地スタッフの努力の結果。 かなりの男前ぞろいではありますが・・・ 黒星 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ どうしても、このようなソバカスみたいな点々が出てしまうものがあります。 点々のひどいものは、奈良のグループの加工場で梅エキスを作る用に使いますが、若干の点々のものは消費者の皆様のご理解のもと出荷させて頂く事もございます。 (急にネクタイ絞めてかしこまっておりまする) そして、更に心配していた事が・・・ 先日の強風で、実が枝や葉とこすれあって傷ができる スレ果 posted by (C)熊野どいらいファーマーズ そう、頬に傷持つ 荒くれ南高君 スレ果の発生です。 心配していたほどではありませんが、いざ撰果すると、擦り傷がついた実が時々ありますのじゃ 1年間手入れをしてきた樹の ようやく迎えた収穫期に 一日吹き荒れた強風で このような傷ができてしまうのは、なんとも残念 無念!! 農業は、やっぱり最後はお天道様のご機嫌次第 という事を 強く感じてしまいますな。 そんな事を感じつつも、日に日に肥る一年間の努力の結晶 うちの 関取系男前南高君 を使って、手塩にかけて梅干し作りをしてくれる消費者の皆様にお届けできるようぐわんばりたいと思います。 そんな こんなで 南高梅君の収穫作業は今月いっぱい続きます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[栽培情報] カテゴリの最新記事
|