カテゴリ:シドニーライフ
元旦のシドニーは最高気温44度だった。
60年ぶりの暑さで、観測史上2番目に暑い日となったらしい。 元旦に、ただでさえありえないこの気温に加え ありえないことが起こってしまったDo-it家、 今年もトラブル続きという暗示だろうか。 実はうちの車はエアコンが壊れたままである。 負け惜しみを言うわけではないが、 シドニーの夏は窓を全開にすればいい風が入るので、耐えられないことはない。 ほんの数日の猛暑を除いて・・の話であるが。 そしてきのうは間違いなく例外の日である。 相棒と車で出かけたのは夕方6時。 6時を過ぎても40度を超えていたので、 窓を開けても熱風が入ってくるだけである。 それでも熱がこもるよりはマシなので 窓全開でしばらく走っていると それは突然フロントガラスに現れた!! (写真は似たのをインターネットから拾ったもの。実際は10センチ以上はある巨大なヤツだった) うぎゃぁあ%$#%^*(@~~~~!!! 相棒とDo-it、ビックリして腰が抜けそうになった。 とりあえず急いで窓をピッタリ閉めたはいいが、 あまりにも突然の出来事に、しばし言葉を失っていた。 Do-it「どどどどどどーしよう!!これレッドバック*かな~!?」 (* シドニーに生息する毒グモ) 相棒「い、いや!!こいつは違う!毒はもってないヤツだ」 なんでそんなこと言い切れるんだよ!!! そんなうちらの会話を聞いてたかどうかは知らないが その大グモはノシノシとフロントガラスを横切って ルーフの方に姿を消した。 どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・ どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・ どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・どこに行った・・・ 閉めきったエアコンのない車の中で ジワ~~っと汗が噴き出す。 何度も言うが外は40度である。 だんだん息苦しくなってきた。 高層ビルの火事で逃げ遅れて、 飛び降りて死ぬか、煙にまかれて死ぬかの選択をせまられている気分である。 暑さにやられて死ぬか、クモに刺されて死ぬか・・・ そんな時、暑さに耐えきれなくなった相棒が ついに運転席側の窓を開けた!(たった1センチ程だけど) Do-it「閉めてよ!!ヤツが入って来ちゃう!!」 相棒「大丈夫だって。毒はもってないし」 だから~、なぜ言い切れる!? 緊迫する空気の中、お茶目なDo-itが 少し開いた窓を指さして、冗談っぽく大声で叫んだ。 「あ”~~~~!そこ~~~!!」 相棒はハンドルを握りながらも 思いっきりのけぞり返ってくれた。 お約束のジョークに、わざとらしいオーバーリアクションで応えてくれた相棒を Do-itは「がはは!!」と笑って、賞賛したつもりだった ・・・・が 冗談だと分かった相棒はいきなり怒り出した。 「何考えてるんだ!僕は運転中だぞ!」 ま、まさか・・・・、 あのリアクション、素だったんですか!? ってか・・・ そこまでビビるんだったら窓閉めとけよ!! 逆ギレ!! クモが引き起こしたこのケンカ。 今年1年、クモの糸のように後をひかなければいいのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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