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2015.01.12
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2015年1月12日
★★★
特に避けていたわけではなかったのだが気がついたらグラスホッパー以来1年以上も伊坂幸太郎の作品を読んでいなかったので手頃な短編物を探して読んでみた。本作は8年後に小惑星が地球に衝突して人類が滅亡すると予告されてから5年が過ぎた仙台のある団地住民たちの様々な生き様を主人公を変えて連作短編集として綴った物語である。ハッキリと言うと引き込まされるような内容ではなく、ただ終末を前にした人間の生きる意味や生きていることの幸福とは何かを問いかけるような物語で驚きや騙された感がなく物足りなさを感じてしまったのが本音である。本作を読んで感じたのは、やはり自分には伊坂幸太郎のミステリー的要素が入った小説が合っているのかなぁと思わせた小説だった。次はもう一度伊坂幸太郎のミステリー小説を読んでから結論を出してみようと思う。





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最終更新日  2024.11.01 12:27:11
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