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2015.08.13
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2015年8月13日
★★★★
ガリレオシリーズの最新短編集の単行本の中の1つを大幅に書き直されて1冊の長編として文庫化されいるのを書店で見つけ、なんとガリレオシリーズ最高傑作と帯に書かれいたので前作を何冊か読んでいないのは分かっていたが、一話完結なのは分かっているので迷わず手にとってみた。

高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾 は、育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退 し町工場で働いていた。ある日、フリーライター が殺された。彼は代議士の大賀を追っており、ま た大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが 判明する。伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企 み”に気づくが…。(裏表紙引用)

本作はガリレオシリーズ短編集として単行本化された文庫版と同タイトルの「禁断の魔術」の中の半分を占めていた「猛射つ」を大幅に書き直されて長編化したもののようだが、単行本の方を読んでいないので純粋に一冊の長編小説として読んでみた感想として、湯川とその教え子との関係が事件に絡んでくるという今までに書かれていなかった内容で他の作品と同様に面白く、湯川の教え子に対する責任と覚悟、科学を制する者は世界を制すという言葉からも科学のあり方を問うミステリーのように思えた。最後に湯川が教え子の説得で話した言葉が印象的で、教え子の父親もまた科学者であったが、地雷という戦争の武器を作ってしまい、後に懺悔の気持ちで地雷発見器の開発者になったというところは感動的だった。使い方を間違えば全く科学の意味が異なってくるということである。
一つだけ物足りなく思ったのはスーパーテクノポリス計画の大ボスの大賀代議士をもっと悪人として描いてほしかった。この終り方では、死んだ教え子の姉が浮かばれません。そこだけ-★つです。





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最終更新日  2024.12.27 19:16:00
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