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2016.07.23
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2016年7月23日
★★★
超遅読現象に陥ってしまい、2週間もかけて読み終わった野沢尚のリミットの後、また遅読にならないかと心配しながら次は何を読もうかと考えたときに、こういった場合は迷わず東野圭吾の作品に限ると手に取ったのは昨年末に単行本として書き下しで発刊された脳死の娘をもった親の物語である本作をカッコウの卵は誰のもの依頼、3か月振りに読んでみた。

娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた―。病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか。(BOOK データベー スより)

単行本のため、通勤途中は避けて家で読む形をとり、2日間出張で読む時間が取れなかったことを考えると、1週間で読み終えたのは、やはり読みやすい東野圭吾の作品だからでしょう。ただ本作はミステリー小説ではなく、脳死の娘をもった親の思いを綴った純文学的な小説であり、読後感としては本作を読んで脳死についての考え方や定義、またイメージが変わったような気がする。この脳死の定義について語られている部分はかなり真剣に読み返してしまい、大変勉強にもなりましたが、この脳死後の臓器移植については、日本ではアメリカなどに比べてまだまだ遅れているんだなぁと感じさせられました。臓器提供を考える機会になりましたし、日本でのドナーが多くなることを切に望みます。 最後のエピローグはホッコリ暖かい感じを受けましたが、やはり東野圭吾はミステリー小説を書いて欲しいなぁって思っている自分がいます。





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最終更新日  2024.12.27 19:30:43
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