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カテゴリ:読後レビュー
2019年7月20日 ★★★ 最近NHKの朝ドラの過去作品にハマっていて、いつから小説を読んでいないのかと調べてみると5月に麻見和史の女神の骨格を読んで以来、なんと2ヶ月近く小説を読まない時間が経っていることを知り、ちょっとこれはまずいぞと慌てて何を読もうかと思案していると、最近映画化され話題になった本作が本棚に眠っていることがわかり、ラブストーリーというのでなかなか読まなかった本作だが期待して読んでみた。 親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。(BOOKデータベースより) まず本作のオープニングは読み終えた後でも鮮明に思い出される。テレビドラマにありがちなパターンかもしれないが不思議な気持ちになりラブストーリー感ありありで新鮮でした。それがラストシーンはあまりにも拍子抜けた感じで期待はずれで、出だしの印象に残るオープニングに期待感が高すぎたからかもしれない。 主人公の崇史は、中学時代からの親友智彦に恋人の麻由子を紹介される。崇史と智彦はバイテック社のエリートでそこに麻由子も送り込まれることになり、麻由子と三角関係に陥ってしまう。そして智彦が手がける極秘プロジェクトの裏に隠された驚嘆の真相が…。 タイトルのラブストーリーという側面はもちろんあるがやっぱり本作はミステリー小説である。小説にあるこんなシステムが今現在も想像の世界だけであり存在しないし、研究もされているのかすらわからない。ただこんなシステムがあったらどんなに楽かと思うが、もし実現したらと思うとぞっとするのが本音ですが、皆さんはどう思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.21 01:22:39
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