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2023.07.27
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2023年7月26日
★★★
今月始めに読んだ横関大のデビュー作であり、第56回江戸川乱歩賞受賞作の「再会」が期待以上だったので続けて多数ある未読の江戸川乱歩賞受賞作を眺めていると、その前年の受賞作である本作が目に止まり、トリックが凄いと言う事で選考委員を唸らせ、又反対に江戸川乱歩賞史上最大級の問題作とも評された本作を読んでみることにした。

市原の交通刑務所内で、受刑者石塚が殺され、同所内の宮崎が逃亡。遺体は奇妙にも“前へ倣え”の姿勢をとっていた。完全な密室で起きた事件は、安曇野を舞台にした政治汚職にまで波及していく。単行本未収録の“ある人物からの手紙”を収めた最強のトリックミステリーを文庫化!。第55回江戸川乱歩賞受賞作。(BOOKデータベースより)

本作は第55回江戸川乱歩賞受賞作品であるが、選考委員も悩ませた問題作のようだ。
なかでも市原交通刑務所の内部や受刑者たちの生活の様子は知らない世界なので読んでいて興味深いが、刑務所内での殺人事件というのは聞いたことがなく前代未聞であり、さらに密室殺人というのだから、これをどう決着させるつもりなのか読み進めたが、選評でも指摘されている通り、視点人物が多く、必要なのかと疑問に思えるぐらい登場人物も多いので何度も読み返す事になり読み終えるのに時間がかかってしまった。
また、本作の肝のトリックが成立する前提にはかなり無理があるような気がする。
選考委員の1人である東野圭吾さんによると「どうにもならない大きな傷があまりにも多い」と言うがなるほどなぁと自分も納得してしまいました。
本作後にベストセラーを出していればこの選考に意味があったのだと思えるが未だにくすぶっているようなので選考間違いだったのかと思ってしまう。がんばってそんな意見を見返して欲しいと願うしかない…





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最終更新日  2024.12.21 06:40:50
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