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カテゴリ:読後レビュー(本屋大賞)
2023年1月8日 ★★★ 昨年は読書を始めた頃の半分にも満たない数ではあるが、年始に目標とした年間24冊をギリギリ達成させたので、今年も無理の無い範囲で読書を続けて行きたいと思うが、最低でも昨年同様の年間24冊は読みたいと思う。新年最初の読書に選んだのは昨年、凪良ゆうの本屋大賞受賞作品の「汝、星のごとし」を読んだあと、2位の作品が気になって地元の図書館に予約していたのだが、すっかり忘れていた頃、年末に図書館から確保されましたと連絡が来て思い出し、全く知らないのだが安壇美緒という作家の作品を初めて読んでみることにした。 少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。以来、深海の悪夢に苦しみながら生きてきた橘樹は勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司・塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むこと。身分を偽り、チェロ講師・浅葉桜太郎のもとに通い始めるが…少年時代のトラウマを抱える潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が想像を超えた感動へと読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!(BOOKデータベースより) 内容は音楽教室を舞台にしたスパイもので、音楽著作権連盟の若手社員の主人公が教室での状況を調べるべく上司の命令により潜入捜査を指示され、主人公の過去のトラウマや潜入捜査をする中での苦悩と人や音楽との出会いから成長する主人公を綺麗に描いた作品でミステリー小説とは違った意味で楽しみました。 著作権についての考え方は会社と個人では全く異なるとおもうのだが考えさせられた作品でした。機会があれば著者の別の作品も読んでみたいと思う。
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最終更新日
2024.07.12 20:06:20
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