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2024.01.24
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2024年1月23日
★★★★
今月3冊目は加賀恭一郎シリーズの最新作で最近文庫版での新装版が発売された「どちらかが彼女を殺した」と「私が彼を殺した」に続く「〇〇〇を殺した」シリーズでもある。新装版は本作の出版を意識したものであるのは間違いないが、最後まで犯人は分からず読者に推理を問う形になっているため、袋綴じに犯人当てのヒントが書かれている。本作はそんなパターンでは無いようだが、とりあえず期待して読んでみることにした。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。(BOOKデータベースより)

別荘地に集まった金持ち家族のパーティが終わった後、ナイフを持った男が乱入し、彼らを襲い始める。5人が死亡する惨事になり。犯人は直ぐ逮捕されるが死刑になりたかったと言うだけで、動機など犯行の詳細については一切の供述を拒否していた。そのため生き残りの家族で独自の検証会を行うことになり集まるのだが、そこに休暇中の加賀恭一郎が関係者の1人に同行し、検証会に参加する。
加賀がそれぞれの証言や現場の状況などから謎を解き明かして行くのだが、人間の欲望などが絡みドラマのようにスピーディーな展開で最後にびっくりな真相が解明されるが、動機がちょっと軽すぎるんじゃないかと感じるが楽しめたので良しとしましょう。また、捜査一課に戻った加賀恭一郎を読んでみたいので東野圭吾先生、早く続編をお願いします。





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最終更新日  2024.07.06 01:05:31
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