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2025.09.25
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2025年9月25日
★★★★
今月頭に読んだ東野圭吾の「虹を操る少年」のあと、少し間が空いたが次は何を読もうかと未読の本棚を眺めていると江戸川乱歩賞の過去の受賞作品がまだ10冊ほど残っていたので次はこの中からと眺めていたら、第50回という記念の受賞作の神山裕右の「カタコンべ」が目にとまったので、これに決めて読んでみることにした。

水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。 (BOOKデータベースより)

本作は江戸川乱歩賞の第50回目という節目に歴代最年少で受賞した作品らしい。
物語の大半が洞窟内からの脱出劇であり、その中に過去の殺人事件が絡むというミステリー小説です。
読み終えた感想ですが、ミステリーとしては少しムリヤリ感が多々有り、例えば遭難したペットの犬が雨が降れば水没する洞窟内で10年も生きていたやダイナマイトを一個人が作って洞窟内に持ち込んだなど色々とツッコミどころはありましたが、ケービング描写はスリリングでドキドキハラハラと若い著者からのパワーが伝わる作品で最後まで面白く読み通せました。
個人的には映像化したら凄い作品になるのではと感じましたが、著者の作品が最近全く世に出ていないのが残念です。





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最終更新日  2025.09.26 08:03:49
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