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カテゴリ:読書レビュー(伏尾美紀)
2026年2月3日 ★★★★ 東野圭吾のマスカレード・ライフを読んだあと、未読の本棚に買い溜めた江戸川乱歩賞受賞作がまだ10冊程残っているのでどれを読もうかと何冊か手に取ってみたら当時文庫本として一番最新の受賞作として買った伏尾美紀の作品が気になり、昨年読んだ竹吉優輔の「襲名犯」に続いて読んでみることにした。 第67回江戸川乱歩賞受賞作! 「事件が面白い」「登場人物が魅力的」「警察の描写がリアル」と選考委員が称賛! 博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官となった沢村依理子。 ある日、5年前に未解決となっていた誘拐事件の被害者、島崎陽菜の遺体が発見される。 犯人と思われた男はすでに死亡……まさか共犯者が……? 捜査本部が設置されるも、再び未解決のまま解散。 しばらくのち、5年前の誘拐事件の捜査資料が漏洩する。なんと沢村は漏洩犯としての疑いをかけられることに。 果たして沢村の運命は、そして一連の事件の真相とは。 組織に翻弄されながらも正義を追い求める沢村。 警察官として、ひとりの女性として葛藤し成長していくーー。(BOOKデータベースより) 本作は第67回の江戸川乱歩賞受賞作で何度も応募しての受賞ではなく、初応募での受賞というのだから面白い作品なんだろと思い調べてみるとAmazonの評価も高く受賞時に選考委員から案外きついコメントをもらっていたようだったが、それらの課題や問題点を修正されて刊行された作品と言うことで他の江戸川乱歩賞受賞作が本棚に眠っているにも関わらず期待して買った作品でした。 まず、元々のタイトルは「センパーファイ-常に忠誠を」らしいがこのタイトルでは読み終わった後でも??と疑問符が付いてしまうのだが、刊行時の改題された今のタイトルの「北緯43度のコールドケース」は文庫本解説にも書かれているが「コールドケース」=「未解決事件」という意味とわかり、やっと納得出来ました。 北海道警の未解決誘拐事件を扱った作品で全体的には一般的なミステリー小説にある派手な仕掛けやトリックがあるわけではないが多数の登場人物のそれぞれ個性が魅力的で人物設定も把握しやすく、警察内部や事件に関わる背景がしっかり書かれていて読みやすく面白かったです。 沢村依理子を主人公にしたシリーズ作品として2作目も出ているようなので是非読んでみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.07.24 08:33:01
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