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2026.02.16
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2026年2月16日
★★★
今月始めに伏尾美紀の江戸川乱歩賞受賞作の「北緯43度のコールドケース」を読んだあと、次は久しぶりに宮部みゆきのデビュー当時の作品をと本棚を眺めていると、確か日本推理作家協会賞受賞作で超能力を扱った作品だったなと思い出し、600ページを超える大作を期待して読んでみることにした。

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。 (BOOKデータベースより)

今では宮部みゆきと言えば超能力ものが得意な作家と言うイメージがあるが、本作が初の超能力ものの作品で、且つ日本推理作家協会賞受賞作品でもある。

超能力を自認する少年の稲村慎司、その慎司とは違う能力を持つもう一人の超能力者の織田直也。二人の超能力者をたまたま嵐の夜に慎司と出会った雑誌記者の高坂昭吾が超能力を身に付けた二人の苦悩と運命を語り手として物語は進んでいく。

語り手を務める高坂昭吾も心に傷を抱えていて、だからこそ悲しき超能力者を理解してやれたのだろうと思うし、慎司と直也もそれに報いたのではないだろうか。

最後の直也の死と慎司の決意が読者に訴えかけて本作は幕を閉じるが、私には超能力はやっぱり理解出来ないというのが本音です。






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最終更新日  2026.02.17 06:50:45
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