浅倉秋成(六人の嘘つきな大学生)
2024年3月11日★★★★1月から2月にかけてガリレオシリーズなど東野圭吾の作品を続けて4冊読んだあと、末っ子の結婚式などでバタバタしていて読書に時間が取れなかったのですが、やっと落ち着いたので、さぁ次は何を読もうかと本棚を眺めていると、丁度図書館に予約していた2022年度の本屋大賞ノミネート作で最近話題作をいくつか出していて気になる作家の浅倉秋成の本作が確保されたとメールが入っていることに気が付き、何はともあれ図書館まで受け取りに行き読んでみることにした。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。(BOOKデータベースより)本作は2022年本屋大賞ノミネート 、ブランチBOOK大賞、このミステリーがすごいなどの様々なミステリーランキングを席巻した作品で、就職活動を舞台に六人の登場人物の裏の顔が暴かれ、そこで明らかになった六人の嘘と罪の真相がクライマックスに向けて次々と伏線回収されていくパターンのミステリー作品である。最初に波多野の手紙から物語は始まり、その波多野の8年後の死ということから事態は動く。途中のインタビューなどを挟み、波多野が犯人ではないことから残りの5人中に犯人がいるというこのなのだが、二転三転と誰が犯人なのか全く分からない状況で進んでいき、最後の最後まで予想出来ないまま真相が解明するのだが、まさか彼が犯人とは…最後に嶌さんから波多野が好きだったと言う言葉に彼の行動が報われて良かったです。本作を読んで気になる作家がまた1人増えたようだ。