212006 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

どっかの誰かさん

PR

Calendar

Archives

2019.08
2019.07
2019.06
2019.05
2019.04

Category

Freepage List

Rakuten Ranking

Headline News

2007.10.13
XML
カテゴリ:新選組本
【黒龍の柩】上・下
 
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
時は、幕末。時勢は否応なく男たちを呑み込んで行く。土方歳三も、人を斬りながら新選組の活路を探し続けた。親友・山南敬助の捨て身の切腹、同志・近藤勇との別れの予感。やがて土方は、坂本龍馬が暗殺の直前に語った計画に、新選組の未来と己の夢を賭ける。命を燃やしながら奔った男たちの青春群像。見果てぬ夢を謳いあげた北方版「新選組」。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
北方謙三(キタカタケンゾウ)
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年「眠りなき夜」で吉川英治文学新人賞を、85年「渇きの街」で日本推理作家協会賞を、91年「破軍の星」で柴田錬三郎賞を、2004年「楊家将」で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



黒龍は夢を供に柩に眠った。
そんな感じのラストでした。
……いや、すげっ!と、最初ッから思ったんですけどね。

山南さんカッコイイ!!(笑)
いっつも、なんつーかこう、さほどの活躍もせずに脱走しちゃったりするんだけど。
上巻序盤だけでも、満腹。

勝海舟に小栗上野介、坂本竜馬、徳川慶喜まで一枚咀んでの大博打。
村垣さんが個人的には好きだな、後、久兵衛。
確かに、けーき様(徳川慶喜)が蝦夷に行ってたら……そこで国家を築いて手を取り合っていたら。
今、ここに生きてるから、それはifでしかありえなくても。
その当時に。
本当にそんな風に動いている人がいたのだとしたら。
それは途轍もなくて途方もない夢なんだな、と。
理想でもなくて、夢。

なんっていうか、近藤さんを憫れむ必要はないのに、悲しいねぇ……。
生き抜く美学、と、死に貫く美学。
ソコの差が、この本の中での近藤と土方の差、なんだろうなあ。
山南さんは、生き抜きたかった人、だと思う。
でも、多分胃潰瘍……?胃癌?まあ、そんなんで、病に殺されるならと、散った感じ。
こんな山南さんがいいなあ……。

近藤さんと土方さんが大親友ってわけでもない、気がするこの話。
父親近藤と、双生児の兄弟土方・山南に、末っ子沖田(本の中でそう云ってるし)
一心同体なのは、土方と山南。表と裏、地獄と極楽、静と動。
最初それで、グッと詰まった。

最後の方の、「おまえも罰を与えよう」からはじまる、御前の言葉が好きだ。
この人も、生き抜く事を美学としている人なんだろうなーと、思った。
夢を追って、カケラは砕けて。

いやまあ、勝サンはほら、ペテン師だから(笑)
「君が眠りゆく朝に」を読んで(数年前)からずっと、勝さんは自分の中では希代のペテン師。
けーきサンは、駿府に越してからの人物像の方が濃いかもしんない。


最後に、走ってく名無しさんは、どこに行き着くんですかねぇ?
そのまま、樺太とかにいってもいいし。
クルっと巡って、江戸に戻って商人やり始めても面白いかもしんないし。
だって、ねえ?
加右衛門と走ってったのは、ただの人、なんだから。


土方さんは、柩で眠ってるんですよね。あの、蝦夷で。
夢のカケラと一緒に。






Last updated  2007.10.13 18:43:29
[新選組本] カテゴリの最新記事

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.