2005/11/10(木)12:18
BBネットのIRセミナー
昨日11/9の夜、ビービーネット(ヘラクレス2318)のIRセミナーが東京であり、参加してきた。
ビビーネットは、今年7月末の1:2の株式分割のタイミングで購入してから、4株のみのホールド株主のくせして、実は業態を良く理解していなかったが、これからもタイミングを見て、買い増したいと思える会社だった。
田中社長は、元コンサルタント(船井総研)出身で、話が分かりやすく、関西人としての笑いのオチも時々織り交ぜて、オモロイオッサンだった。
IRセミナー・メモ
○事業目的:中小零細企業の総合支援(エージェント業務)
→支援業務は多数、300業種に対し、ITを有効活用
○実現方法:業界別に300業種のB2Bのポータルサイト「繁盛ネット」と各ポータル内で100種類のバックサービスを提供
→ポータル運営アライアンス企業へシステム販売(ポータルの商圏を含む)が利益の主力。2005年経常利益97千万円の内訳は、システム事業が13億円で、その他がマイナス3億円だった。
○株価情報
・2002年9月にヘラクレスにIPO 公募価格(分割加味) 9200円
→3年2ヶ月で約4倍
・田中社長はIPO依頼持ち株は売却していないが、最初から8%しか保有していない。
○株主数推移
2003年1600名、2004年7700名、2005年18000名
○IRの方針→今後は積極的に個人株主向けIRを実施予定
・2005年10/27株主総会150名、11/2大阪192名、11/2福岡35名、11/9東京約300名、11/12熊本100名予定、11/26広島にて開催
・機関投資家向けには毎週IRを実施している
○今後の事業計画
・7月に3ヵ年計画を発表。当該計画には既存の事業のみ反映しており、その他の新規事業は計上していない。
・重点政策は、事業の源流であるはずの製菓・製パン店向けサポート事業を赤字から黒字化へ。事業ファイナンスを手がける。子会社のIPO。向は20%を維持。
・BBネットの自己資産約100億円の内、半分の50億円を子会社とアライアンス企業(時価総額1~4億円の会社の15%、1社当り1.5から8千万円)に出資。今後3ヵ年の間、毎年40億円の投資を継続予定。
→先月10月に免許を取得したビービネット証券が出資先各社のIPOコンサルを担当
・子会社のIPO準備状況
今期公開予定1社、3年以内に公開予定4社、その他13社
・アライアンス企業のIPO準備状況
今期公開予定7社、3年以内に公開予定11社、その他118社
○その他
・今期にM&Aした青果卸売市場(年商120億円、利益2億円)とポータルの食材販売とのシナジー効果が出てきつつある
・IPO時の第3期~今期第6期まで会社成長の第1ステージであり、今後3年間は体力も付き、第2ステージへ移行
→3年後の2008年第9期の計画は、売上利益とも今期の3倍であり、現在の株価だとPER13.9倍
・将来の会社規模は、グループ社員1万5千名まで大きくしたい