2005/09/23(金)16:21
絵本「ペレのあたらしいふく」本当の古典です。
『ペレのあたらしいふく』 エルサ・ベスコフ さく え
おのでらゆりこ やく
福音館書店
読み聞かせを始めてから、絵本を探しているうちに見つけた絵本の一つです。
外国の絵本らしい絵本というのが第一印象でした。読んで気に入り、さっそく
購入しました。
作者は私が生まれる前に亡くなっています。この作品はその遙か前、
1910年代ですから、本当の古典です。買った時は知りませんでした。
ペレという少年が自分の飼っているひつじ、その毛で服を作ります。ペレは
糸を紡いだり、糸を染めたり、布を織ったり、服を仕立てたり出来ません。そ
の仕事をしてもらうかわりにいろいろお手伝いをします。スウェーデンにのど
かな村の様子がとてもいいです。
服が出来るために何をしないといけないのか、子供達には新鮮に見えたよう
です。このような日常生活を描いた絵本も、子供の疑似体験になるのかもしれ
ません。あまり、深く考えないで、子供が楽しめれば好いと思いつかいまし
た。
よく、聞いていました。
内容に較べて、字が、少ない、シンプルな作品です。
それは、絵がいいからです。
余談ですが、スウェーデンには、優れた作家が多いと思うのは、私の勝手な推
測でしょうか?「やかまし村の子どもたち」を書いたリンドグレーンもこの国
のひとです。この本もいいです。小学生中高生向きです。