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テーマ:お勧めの本(7273)
カテゴリ:日本の絵本
きつねのでんわボックス 戸田和代 作 たかすかずみ 絵 金の星社 1996年に出され、2006年に絵本用に書き下ろされたものです。 あふれる親の愛情が絵本の表紙にみえたので、借りてきたのです。 つい涙ぐみながら、読みました。 ははぎつねはこぎつねをなくしてしまいます。 哀しみのなかで、あるひ、でんわボックスのあかりをみつけます。 そこに、やってきたのがおとこのこ。 とおくにはなれたおかあさんにでんわをかけています。 もし、いきていれば、こぎつねはあのくらいなのかしら。 ははぎつねは、おとこのこをみまもります。 そして、あるひ、でんわボックスが閉鎖されることに。 ははぎつねは、おとこのこのためにでんわボックスに化けます。 ほんとは、このきつね、ばけることができなかったのですが。 ははの愛情が不可能を可能にする。 そんな、メルヘンです。 そして、ここで、起こりえないこと、もうひとつのメルヘンが・・・・。 このことで、ははぎつねはいきるちからをえるのです。 黒井 健さんのように、絵がやさしくあたたかいのです。 あまり、知られていませんが、名作です。 第8回ひろすけ童話賞を受賞しています。 やさしい気持でいっぱいになる絵本ですよ。 ![]() 1996年の絵本です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 7, 2007 10:03:25 AM
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