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2007年03月02日
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カテゴリ:読書感想


いやもう、面白い!

うすっぺらい文庫本なのであっという間に読めちゃいますが、文章の密度が違う。一つの文章にライトノベル1ページ分の情報量がつめこまれてる感じ?
こうゆう佳品を読むと、時代小説はやっぱいい!と真剣に思います。

淡々とした語り口ですが、だからこそ、当時の時代背景や思想背景に好きなだけ思いを馳せることができる。それが、私にとっての時代小説の醍醐味です。


戦国時代の中国、特異な非攻の哲学を説き、まさに侵略されんとする国々を救援、その城を難攻不落と化す謎の墨子教団。その教団の俊英、革離が小国・梁の防衛に派遣された。迫り来る敵・趙の軍勢は2万。梁の手勢は数千しかなく、城主は色欲に耽り、守備は杜撰であった。果たして革離はたった一人で城を守り通せるのか―史実を踏まえながら奔放な想像力で描く中島敦記念賞受賞作。


-弱気の救援を行うのは我らの規矩(きまり)です-



墨家教団の俊英、革離の城邑防衛戦に当たっての孤軍奮闘ぶりは鬼気迫るものがありました。
食糧保存から武器の製作、城壁補強、塹壕の掘削、井戸の掘削、兵卒管理に至まで、全てを1人で管理し、梁国内に規律と統制をもたらす様は圧巻の一言。

脳天からまっすぐ体の芯を貫く強い信念。ただそれだけのために邁進する。
墨家の理想の善悪はどうあれ、革離の行動自体に善悪の価値基準の入る隙間はありません。
人心の掌握のために、謀略を用いて人を殺めることすら厭わない。女子どもでさえ容赦しない。
休息をとることもなく、たった一人で策を練り、実行し、思考する。

作中、人がバタバタと死んでいきます。とにかく死にます。人が死ぬことを軽く扱ってはいけないけれど、軽く扱われていた時代は確かにあったことを思い知る。

死を伴わない戦争はありません。殺戮が起きない戦争はありません。墨家の解く「兼愛」がどこにあるのか、どこに向かっているのか、正直私には最後まで分かりませんでした。
革離の言動を通して語られる墨者の特異さにただただ圧倒されるばかり。

ただ一つ言えるのは、それでもページを繰る手が止まらかったということ。

史実を忠実に再現した歴史小説というわけではなく、純然たるエンターテイメントに仕上がってます。
酒見さんの想像力に、気持ちよく翻弄されました。

殴ったら人を殺せるんじゃないかって言うくらい分厚い小説がはびこってる昨今、薄っぺらなのであっという間に読めるのも魅力の一つ(笑)
過剰な説明も形容もないので、ライトノベル読者には厳しいでしょうし、時代小説を読みなれてない方には、とっつきにくいかもしれないですが、ものは試しに読んでみるのもいいかもしれません♪


それにしても、単純に面白いと、感想も長くは書けないもんですねえ。
映画の感想はあれだけダラダラと書いたくせに(笑)

感想を読ませていただいた素敵サイトさま
Life with books, dirt, and a cat. 子供と一緒にお仕事の日々 まじょ。のミステリブロ愚
書評風 - 読んだら軒並みブックレビュー



【参考】

革離を演じるアンディ・ラウが反則的にかっこよかったです。

映画「墨攻」公式ホームページ
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最終更新日  2009年07月14日 21時17分04秒
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