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カテゴリ:読書感想
ただただ、読者の想像力を試される1冊でした。
「旅の者(ノマド)になること!」 「何故、それを望む?」 「私自身の所以を知るために」 旅をするということは、イコール自分を探す旅であるわけで、主人公、ベルの台詞 思い浮かぶのは、ポール・ゴーギャンが、楽園と夢見た南国の地で、 というわけで、マルドゥックシリーズのかっこよさにメロメロした次は、「ばいばい、アース」にメロメロするか!☆(≧▽≦)☆!とばかりに楽しく読みました。 初期作品故の固さはあるものの、冲方丁と言えば言葉遊びの妙! <賢き物>が「ザ・オール」、<愚か者>が「ザ・ナッシング」、<疑う者>が「クエスティオン」 世界を彩る種族たち、月瞳族(キャッツアイズ)、水角族(ミノタウロス)、足長族(フロッギー)、蛍族(ロイテライテ)、弓瞳族(シープアイズ)、燕尾族(スワロウテイル)に長耳族(ラビッティア)。 このセンスが大好きなんですが、圧倒的な冲方ワールドを脳内で映像化できない自分の想像力のなさに歯噛みしつつ、冲方作品を読んでいつも思うのは、あらゆる想像を許容し包括する文字の力の偉大さなわけで♪ 全4冊。物語はまだ序章。ベルは、師と別れ、友と出会い、育ての親と決別し、胸の痛みを覚える。 手がかりをそこかしこにばら撒きつつ、謎はまだ、圧倒的に謎のままです(←日本語が変) 圧倒的であるべき種族の少女が、オンリーワンである所以。そして、剣と魔法が彩る世界。 これが楽しくなくて、何を楽しいといわんやですね! 4ヶ月連続刊行で、2巻はもう発売されてます。 ううむ、読みたい本は山ほどあれど、それに時間が追いつかない!( ̄□ ̄;)!! 感想を読ませていただいた素敵サイト様→booklines.net 読書事情 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月10日 09時11分53秒
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