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2008年03月20日
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カテゴリ:テレビ感想


ぴいと啼く 尻聲悲し 夜乃鹿

松尾芭蕉




「目だよ 先生 次の鎮めの儀式まで180年 私はこの力とともに生きる」


「今度こそ―最後の質問だ お前……さびしいか?」「…………びい」




楽しい時間をありがとうございました!

最初の出会いは、お正月ののだめスペシャルの間にしつこいくらい挟まれた番宣でした。
「ちっ、しょうがない、そんなに見て欲しいなら初回くらいは見てやるよ(゚Д゚)、ペッ!!」
とものっそ上目線で見始めたドラマだったんですが、今じゃもう、このドラマ見てない人は人生の損失だとまで言い出す始末ですからね(笑)
そんなわけで、いよいよ最終回。
盛り上がり的には先週の方がドキドキしましたが、皆が皆幸せになってくれたのでちょっと嬉しい。
何より、山寺鹿の「びい」が聞けたのが心底嬉しい。
ヒメへの想いを胸に1800年もの間、ナマズを鎮め続けてきた一途さが愛しい。


「私は生まれて始めて、仲間以外の生き物から美しいと言われた。
 とてもうれしかった。
 その時 この人の願いをこれからもずっと守り続けよう そう決めたんだ」


「びい」……ドラマでは触れられていませんが、小説ではこう書かれていました。

~鹿と言葉を交わせる人間なら、聞き取る事ができる鹿の挨拶~

この一声で、このドラマの間中、自分も山寺鹿と言葉を交わし続けてきたような気になれました。
うん、ホント、いいドラマだった。


それにしても、最終話をまるまる後日談で終わらせるあたり、何気に剛毅っつーか(笑)

「つきあってるつもりだったんですよ ずっと」
「誰が」
「私が」
「誰と」
「小川先生と」

小川先生と藤原先生の会話もひたすらかわいかったんですが、

「こうゆうことをされると また勘違いしてしまいますので」
「いいよ」
「っていうか これは勘違いじゃないから」


で、帰す?じゃなくて鱚?でもなくて、キス?( ̄□ ̄;)!!

もんのすごく唐突じゃないですか?小川先生ってば、超奥手だと思ってたのに、何気に行動派?
ってか、小川!お前、藤原先生のことを好きになったのって何時何分何十秒だ、言ってみろ!

と、小学生ばりの突っ込み をかましたい気持ちに盛大になったものの、ラスト、きれいに幸せにほのぼのと終わって良かったと素直に思えました。

そして、それ以上に、めっさお人よしのくせして、女心をこれっぽっちも分かってない小川先生に対する堀田ちゃんの想いは胸キュン(死語)ものでした。

「私にとっては初めてのことだけど先生ならまあいいかなと思います」

泣きながら歩く堀田ちゃんの姿に

堀田ちゃんの初恋の始まりと、その終わりに

そして、小川先生を見送りに来た鹿の姿に

なんだか涙腺が緩んで仕方ありません。ボロボロ泣きはしないけどしみじみくる何かがある。

小説を読んで、物語の決着点を知ってるにも関わらず、最後の最後まで期待を裏切らない良質なドラマでした。



銅鏡にたまった水が玉になり、月へ昇り、月の光が貫く

儀式がはじまり、そして終わる



小川先生が鹿の運び番に選ばれたのは、鹿島大明神の勾玉が導く縁でした。
神の想いと卑弥呼の想いと鹿達の想いに、今を生きる人間たちの想いが重なる時に生まれるドラマは荒唐無稽で。
荒唐無稽だからこそ、釘付けでした。



「俺もときどき、お前を美しいと思うときがあるよ」

「ありがとう」



小川先生と鹿を包む夕日が、泣きたいくらいにきれいでした。
鹿の「先生」という呼びかけを聞く事が出来なくなると思うと寂しくって仕方ないものの、
最後にもう一度。楽しい時間をありがとうございました♪

大満足です!☆(≧▽≦)☆!




【蛇足感想 その1】

重さんが最後の最後まで怪しさ全開だったのにツボったり、小川先生と堀田ちゃんのキスシーンがものすごく犯罪ちっくに見えて仕方なかったりしてたんですが(ぇー)、リチャードがいる限り、山寺鹿は当分寂しい思いをしなくていいんじゃないかと思ったってのは内緒の方向で(笑)

【蛇足感想 その2】

雌鹿の姿のくせに中年男声な山寺鹿の謎はスルーされてたのが残念でしたが、確か、小説では雌鹿の姿の方が人間から餌をもらったりするのに便利だとかっていう(いい意味で)たいしたことない理由だったような……
とりあえず、今からウキウキと読み返そうっと♪


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最終更新日  2008年03月22日 09時12分16秒
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 ありがとうございました。   びん さん
ここで「美しい」がきいてくるんですね。

じーんときました。

ではでは^^
(2008年03月21日 00時01分36秒)

 Re:【ドラマ感想】 鹿男あをによし 最終話 「二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり」(03/20)   あおば★ さん
本当にいいドラマでしたネ!

のだめを見てファンになった玉木さん目当てで全く期待せず見始めたのですが、毎回本当にドキドキハラハラの連続でしたし、笑うシーンも多く、それでいてなにかじーんとくるものがあるドラマでしたよね。

むらきかずはさんの感想も毎回楽しみでした。

またいいドラマに出会ったときに会いましょう♪ (2008年03月21日 14時06分37秒)

 Re:【ドラマ感想】 鹿男あをによし 最終話 「二つのキス~冒険の終わりが恋の始まり」(03/20)   しかのしっぽ さん
前文御免下さい。
雄鹿だったのに何で雌鹿になったのだろう。
 むらきさんならご存知かしら。
 でも、そういうことは自分で調べてくださいと言われるかも。
 ・・・きっと、儀式は清らかな乙女(堀田ちゃん)でないと行えなくて、鹿も雌じゃないとだめなのかも。
 と自分を納得させようとしていました・・・(それくらいしか思いつきませんでした。)
 今晩は枕を高くして眠れそうです。
 ありがとうございました。
草々 (2008年03月21日 15時45分22秒)

 終わっちゃいましたね。   ソルファ さん
先週見逃したんですよ…
本当に残念でしたが、最終回は見れたし綺麗に終わってくれて本当に良かったです。
奈良っていい所ですねえ。ぜひ行ってみたいです。
え?私が住んでいるところ?あんなの鹿男に出てくる奈良じゃありませんよw確実にこんなにいい所じゃないですから 笑

朱雀門の前を毎日電車で通っている身としては、最後の鹿の見送りが嬉しかったです。
ただならのいい所を繋いでいるので、朝歩いているシーンが、むちゃくちゃな歩き方でした 笑 横で母が爆笑してました(*^_^*)
堀田ちゃんのキスシーンなんて、天理駅(かなり遠い)でしたしね。近鉄奈良じゃ、地下だからでしょうが。

また次のドラマで、かずはさんの感想を楽しみにしています。これからも銀魂ではお願いしますね。ではー(^o^)丿 (2008年03月21日 23時56分11秒)

 終わってしまった・・・。   紅 蓮牙 さん
久々に良いドラマに巡り合えた気がします。
原作も読みたいですね、まだ読んでないので(^^)
奈良という舞台も良かったですがなにより・・・卑弥呼です!!自分、歴史大大大好きなので特に
卑弥呼とジャンヌ・ダルクとクレオパトラが大好きなので(マニアックでスミマセン・・・。)
卑弥呼の名が出たとき「あっ!だからだっ!!」
と、とても興奮したのを思い出しました。 (2008年03月23日 22時16分19秒)

 こんばんは   びん さん
記事リンクさせていただきました。ご報告まで。

『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』続き、
いよいよ小説『鹿男』の出番です^^楽しみです。 (2008年03月30日 23時10分18秒)

 どんぴしゃな感想ナイスです!!   miyu さん
はじめまして。私も鹿男、感動しながらみていました。鹿と小川先生のお別れ?のシーン、大好きです。堀田ちゃんの思いも。私と同じところに感動してそれを、また、つぼにはまる文章力、どこがどう素晴らしかったのか、かみ締めることができました。どうもありがとうございます。 (2008年04月02日 00時07分29秒)


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