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2011年06月05日
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テーマ:銀魂(1187)



6月1日は神威の誕生日!☆(≧▽≦)☆!

6月2日はさっちゃんの誕生日!☆(≧▽≦)☆!



・・・・・・・・だからと言って、この2人を組み合わせようなんて
発想ができるのは、ぽっぽさんくらいじゃないかな!☆^(o≧▽゚)o




【ニンジャ】


明るく長い髪を後ろで一つのおさげに結い、軽やかに歩く背中に
前触れ無く無数のクナイを飛ばしたのは猿飛あやめだった。
攻撃を受けた神威はそれらのクナイを全て避け、猿飛が潜んでいた壁をそれごと破壊した。
意外と言えば意外、木っ端微塵に割れた瓦礫とその粉塵の中から
その全てをかわし華麗に宙を舞って現れたのは、一人の女だった。
「あなたね。第3回キャラクター人気投票でTop3に食い込んできたっていうのは」
神威の目に猿飛の格好は馴染みのあるものでなかったが、
その容姿から地球人の女であろう事は何となく想像できた。
「・・・何の話?」
「トボけてんじゃないわよ。内心勝ち誇ってんでしょ!!素直に喜んだらいいじゃない!!
『僕3位取っちゃったぞー』ってガキ丸出しで喜んだら良いじゃないこのガキが!!」
猿飛は仁王立ちで声を荒げ、神威を指差した。
長い髪に顔には眼鏡をかけ、姿は中々どうして美しく。
何より初めに投げたクナイの素早さ狙いの正確さ、その身のこなしは
明らかに無数の場数を踏んできた戦士のものであり、
話の内容はさっぱりだったが、その存在は神威の興味を引いた。
「一体どんな手を使ったっていうの!?答え次第によっては助けてあげてもいいわよ」
猿飛はクナイを両手に構え、神威を威圧した。
その立ち姿にもやはり隙は無く、神威を見る目はまさしく殺し屋のもので
猿飛の納得の行く答え以外を口にした時、この女は自分を殺すつもりなのだと、神威は察した。

その直後神威は地を蹴って飛び上がり、猿飛が立っていた筈の地面を拳で砕いていた。
「・・・あり?」
自分が拳を叩き付ける寸前、其処には女の顔が確かに在ったのだが
どうした事か、蜃気楼のようにその姿は消え去り、代わりに最初と同じクナイが背後から神威を襲った。
「どうやら、答える気は無さそうね」
やはり初めと同様、神威にとってそれらかわす事は何ら問題では無かったが
いつの間に、そして一体どんな早さで女が自分の背後に移動したのかは、全く分からなかった。
女が殺気を持って攻撃してこなければ、恐らくその姿を見つけるのも困難だった事だろう。
猿飛は神威から一定の距離を保ち、悠々とクナイを構えている。
「君、誰?」
目を開き、楽しそうな笑顔を顔に浮かべた神威がそう尋ねると、猿飛は髪を後ろにはらって言った。
「私が誰か・・・ですって?銀さんの女、とでも言っておきましょうか」
その答えに神威が眉を潜めると、猿飛は続ける。
「又の名を、始末屋さっちゃん」
それらの言葉を神威はよく理解できなかったものの、分かった事が二つかあった。
一つ、いつぞやのお侍さんとこの女が関係があるという事。
二つ、地球には侍以外にも戦士種族がいるという事だ。
どちらも神威にとっては朗報であった。

姿を消されるのは厄介であったが、神威の目にこの女と己の実力差は明らかで
己の中の血が騒ぐというよりは、猿飛から更にその戦士種族の情報を得たいという思いの方が強かった。
「で、さっちゃん。君は・・・何?」
「テメェに『さっちゃん』とか呼ばれたくねェんだよケツの青いクソガキが」
お前がそう名乗ったんだろーが。
と神威は心の中で思ったが、特に興味も無かったので口には出さなかった。
どちらかと言えば、さっきからガキと連呼される方が面白くない。
まぁ、面白くないと言っても怒る程では無いが。
寧ろ明らかに実力が上回る相手を前に、此処まで無粋な態度を取るその度胸の方に感心してしまう。
地球人というのは、皆こうなんだろうか。
「じゃぁ何て呼んだらいいのさ」
「呼ぶ必要なんて無いわよ。アンタは今此処で私に殺されるんだから」
よっぽど自信があるのか、又はそんな強さも見極められないだけの馬鹿なのか。
どちらでも神威にとってはどうでもいい事だった。
「穏やかじゃないね。でも、君に俺を殺せるとは思えないけど?」
「どうかしらね」
馬鹿の一つ覚えに再び宙に放られたクナイを今度は避けずに、神威は手で掴んで止めてみせた。
それは猿飛にとってもかなりショックだったようで、それが表情に如実に表れていた。
狙いの正確さは大したものだが、強さも速さも自分を殺すには大分足りない。
例え命中した所で、この程度の数のクナイなら特に問題は無いだろう。痛いけど。

「飽きたな・・・」
神威はボソリとそう呟くと、猿飛に今度は本気で襲い掛かった。
神威にとって猿飛の動きの速さはやはり厄介で、捉える事は出来なかったが
前回とは違い、今度は手に確かな感触が残り、指に僅かに血がついていた。
神威の背後では若干余裕を無くした猿飛が、頬に切り傷を付けて立っていた。
「速さだけは認めてあげるよ」
神威がそう言うと、猿飛は笑いながら答えた。
「忍者に速さで勝てると思ってるの?」
「へぇ~、ニンジャっていうんだ」
神威はそう言うと、地面に刺さっていたクナイを抜き取り
顔は地面に向けたまま、背後の声に向けて手だけでそれを投げた。
クナイは真っ直ぐに猿飛を狙ってくるものでは無かったが
不意をつかれた猿飛は反射的にクナイから遠ざかる。
しかし、その次の瞬間神威に首を掴まれ、地面に押しつけられた。
「やっと捕まえた」
そう言って笑った神威の指は地面に食い込んでおり、今にも猿飛の首を押しつぶす所だった。
喉を圧迫されて苦しげな声を出す猿飛に、神威は言う。
「一応聞いておこうか。何で俺を殺ろうとしたの?」
「ア・・・ンタが、銀、・・・さんを、狙・・・・から、よ」
搾り出すようにそう言った猿飛に神威な声を出して笑う。
「そう、それは残念だったね。もう死んでいいよ」

そう言って神威が穏やかな笑顔と共に猿飛の首を握力でもって引き千切ろうとした時、
猿飛から何か機械音のようなものが聞こえて、神威は一瞬手を止めた。
しかし今の状態の猿飛に何かする余裕がある筈は無く
自分の聞き間違いだろうかと、神威は猿飛の首を抑えたまま、背後を振り返る。
すると、震える喉の感触が手に伝わり、猿飛が声無く笑っているが分かった。
まさかと思い神威がもう一度猿飛の方を見ると、苦しみながらもその顔は笑っており、
眼鏡を通した目線が真っ直ぐに神威を見据えていた。
「死ぬのは・・・アンタよ」
その言葉に神威が答える間も無くその目に緑の光線が二本映り、
生命の危険を感じ取った神威は猿飛から手を離し、間一髪でその光線を避ける。
猿飛から数メートル離れた所で、姿勢を低く、猫のように様子を窺う神威の目に、世にも奇妙な光景が映る。
女の耳の後ろから関節のある棒のような物が伸び、地を押して、女の体がゆらりと持ち上がる。
もしかして地球人では無かったのだろうかと神威が考えている間に、猿飛の体は完全に起き上がる。
いや、起き上がるどころかメタリックな鎧に身を包み、翼の生えた姿で宙に浮いていた。
「見せてあげるわ・・・メガネ流忍術の真の恐ろしさを!!」
その言葉と共に猿飛の目から再び緑色の光線が唖然とする神威目掛けて発射され、
神威は再び避けたものの、止め処なく連射されるその光線の嵐に地面は崩れ、
足場を無くした神威は深く落下し、そのまま見えなくなった。
「チッ 仕損じたか」
猿飛びはそう言うと、瓦礫の残骸を後に何処へとも無く姿を消した。


その夜、阿伏兎が一日の汚れを風呂で洗い流し自室でくつろいでいた時
乱暴に扉が開かれ誇りまみれで汚れた神威が部屋に入ってくるなり
「阿伏兎、『ニンジ』ャって何!?」
と、興奮した様子で叫んだ。
出来るだけ自分に近づいて欲しくないなと思いながら
阿伏兎は何かを取りに行く振りをしてさり気なく神威から距離を取った。
「地球人の何か・・・じゃなかったか?それよりどうしたそのナリは」
「ニンジャに会ったんだよ!凄かったんだよニンジャ!!」
少々血走ったような目の凄い形相で、嬉しそうにそう語る神威に事の粗筋を尋ねると
空を飛んだだの、目からビームを出しただの、およそ地球人の生態からは
有り得ない事ばかりを並べるので、夢でも見ていたのではないかと思ったが
敢えてそれは言わないでおいてやった。
「で・・・それを殺してきたって訳かい?」
「そうしたかったのは山々なんだけどさ。戻ったらもう居なかったんだ。ヒドいよね」
ヒドいというか何と言うか。阿伏兎にとってはどうでもいい事だったが、
また地球に行く用事が増えてしまったな、と溜息をついた。
「俺は忍者がそんな事するなんて初めて聞いたがね。
不思議な技を使うって話らしいから、もしかしたらそれなのかもな」
そう言うと神威は益々目を輝かせ、当然次なる忍者の情報を与えてくれる
とでも思っているかのような目で自分を見てくるので、阿伏兎は言う。
「ま、地球人の事は地球人に聞くのが一番だと俺は思いますがね」
それを聞いた神威はポン、と手を叩くと
「そうだね!じゃぁちょっと晋助のトコ遊びに行ってくるよ!」
と言って部屋を出て行った。
これで少なくとも数日は振り回される事無く静かに過ごせるだろうと
阿伏兎はホッと息をついて、茶を啜った。


同じ頃万事屋では突然押しかけてきた上に抱きついてきた猿飛を引っぺがすのに
銀時が躍起になっており、階下のスナックを訪れていた客達にもその物音が煩く響いた。
「ごめんなさい銀さん!私・・・私・・・銀さんを護ろうと・・・
次回の人気投票では銀さんとワンツーフィニッシュ出来るようにって・・・でも失敗しちゃったの!
私って本当ダメな女なの!叱って銀さん!お願い!こんな駄目な私を叱って!」
「ウッゼーんだけどコイツ!!離れやがれこのメス豚がァ!!」
その隣では神楽がいつもの事と、特に気にする事も無く定春に寄りかかってTVを見ていた。




【完】





うわー、ありえそう、ありえそう!(笑)

おまけに、ぽっぽさんのメールに

「2人の誕生日が続いてたんで、この2人ってもし会ったらどんな会話するんだろうって考えたら、さっちゃんが人気投票の事根に持たない訳が無いと思いました。それとも女の子相手だけなのかな・・・
何だかやっつけなクオリティのSSになった気がします御免なさいm(_ _)m
ぶっちゃけさっちゃんの眼鏡とお妙さんのリングディンディンドドン波があれば屁怒絽さんだってきっと目じゃないw」


とあったんですが、うわー、ありえそう、ありえそう!(笑)

っていうか、なるほど!高杉さんと神威は、銀さん狙う暇があるなら、さっちゃんと姉上を狙ったほうがいいってことか!((φ(..。)メモメモ(ぇー

さっちゃんがごっさかわいかったんですが、私的には、さらり出てきた阿伏兎さんがごっさツボでした。関係あってもなくてもいいので、阿伏兎さんをじゃんじゃんチョイ出ししてくれるといいんじゃないかな!☆^(o≧▽゚)o (ぇぇー

ぽっぽさん、ありがとうございました!☆(≧▽≦)☆!



ぽっぽさんの素敵ブログはこちらです。→【popponoblog】

SSはこちらにまとめてます。⇒【頂き物(ss)】






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最終更新日  2011年06月05日 14時32分34秒
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