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2012年03月26日
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テーマ:銀魂(1187)
カテゴリ:ジャンプ感想
ジャンプ17号感想(ネタバレ)です。




白夜叉銀さん!


はーい、皆さん、りぴーとあふたみー。

ギャア!( ̄□ ̄;)!!

はい、今週の感想はこれ一言で終わりでーす☆

といいたくなる衝撃の展開っていうか、何これ、ナンだこれ。本編と巻末コメントが、どっちもすごいことになってます。空知んたまが攻めてきてる!
いやホント、ものすごい勢いで攻めてきてるせいで、読んでるこっちは瀕死の重傷です。

ちょっ!待っ……!
と、とりあえず、空知んたまを殺人未遂で訴えてくる!←待て

っていう戯言はさておき、ギャア!( ̄□ ̄;)!!って叫ぶしかない展開はホントです。

攘夷戦争が長期化するにつれ、天人達の台頭を生み、天導衆指揮の元幕府が執り行った世紀の大粛清が「寛成の大獄」

「指導者を失い 侍達が次々に剣を捨てていく中
 大獄よりある者を奪還せんと 決起した者達があったのです
 それが…最後の攘夷志士もののふと呼ばれたこの者達
 天に仇なした大罪人 悪逆無道の徒 吉田松陽
 その師を取り戻さんと剣をとった 弟子達です」


いやちょっと!展開が急すぎてついていけない!
銀さん、高杉さん、桂さんの攘夷戦争時代のスリーショットはまだしも、待って待って待って待って。

燃える私塾。
後ろ手に縄をうたれて連れて行かれる松陽先生。
奈落に縛られ、それを見送ることしかできない少年時代の銀さん。


いやいやいやいや。待て待て待て待て。

展開が急すぎてついていけない!

これってあれじゃん!アニ魂スタッフさんがノリと悪ふざけで作ったジャンフェスアニメ、白夜叉降誕で燃える屋敷を見て泣いてる銀さんのシーンと重なって仕方ないんですが!( ̄□ ̄;)!!

っていうか、攘夷戦争の頃はてっきり松陽先生はいないものだと、攘夷戦争は銀さんたちにとって弔合戦の意味合いを持つんだと、そんな風に勝手に思い込んでたんですが、そっか、銀さん達は、大獄から先生を救おうと攘夷戦争に参加したんですね。

で、救えなかったんですね。

そっか。

うん。

そっか。






としか言えない!。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。

連載も9年目に突入したわけですが、今週の銀魂は、初めて読み進めるのが辛かったです。

自分、紅桜篇をちゃんと理解できてなかった。
今になって、ようやく、紅桜篇で

「あの人を奪ったこの世界をブッ潰すしかあるめーよ」

と言った高杉さんの気持ちが分かった気がする。いえ、分かった気がするだけで高杉さんの抱えてる闇を本当に理解することはできないんでしょうけど、同時に

「銀時が…一番この世界を憎んでいるはずの銀時(やつ)が耐えているのに
 俺達に何ができる」


っていう桂さんの言葉の重さを、今、ようやく分かった気がします。
松陽先生をたった一人で見送るしかできなかった少年時代の銀さんを見て、やっと分かった気がします。

そして、徳川定々と朧に松陽先生を貶められ、毒を打たれた体で向かっていく銀さんのシーンに挟まれるひとコマ。

銀さんと、高杉さんと、桂さんの真ん中におかれた松陽先生の首級。

背を向けた白夜叉。

見つめる桂さんと高杉さん。


今年最初のジャンプで、先週のアニ魂で。銀さんと桂さんが間抜けな会話を交わしてましたが、

「でも高杉との決着はどーするんだ」
「高杉?さっきから誰だっけそれ あんまり登場しないんで忘れちゃったよ
 アレじゃない?ネットの掲示板に悪口書きこんで終わりでいいんじゃね」
「そうだな アイツに触れると攘夷過去編とか色々面倒だしな お前ちゃんと考えてる?」
「考えてるワケねーだろ お前は?」
「何があったんだ 俺達の過去に」
「だよね~」


なんかもう、笑えない。一杯笑ったはずのシーンなのに、もう笑えません。
笑うどころか、こうして笑い話にできるまでに、銀さんと桂さんの中にどれほどの葛藤があったのかと思うと、銀さんと桂さんの強さに、泣けてきちゃっていけない。
一方で、高杉さんがどんな思いでいるのかを思うと、泣くしかできない。

そして、279訓のお登勢さんの台詞の重さも今になって分かる。

「何にでも頭つっこんで てめーの身体張って人様の大事なモン護ってた
 まるで何かをつぐなうように そのくせ 自分では何も持たない 誰も寄せ付けない」
「失う怖さを知ってしまったからなのか それとも同じ思いを人にさせたくなかったのか
 もしかしたらてめーに罰でも与えてたのかもしれないね」
「護り護ってくれる仲間が アイツに再び前に進む力を与えたのかもしれない」
「…護って失って 護られて失って それでもまた抱えこむ 結局そのくり返しさ
 それが生きるって事なんだろうよ 難儀な話だ」


銀魂を読んでたら、こんなことの繰り返しです。いくつもの長編の真ん中をぶっとい芯が貫いてて、どれだけギャグや下ネタに走っても、メタな展開になっても、その芯を外れることは決してなくて、だから、過去の台詞一つ一つが、最新の長編に全部繋がってくる。
だからこそ、「銀魂」っていう作品が大好きで、しょっちゅう読み返しちゃうわけではあるんですが、

「また同じ過ちを繰り返すか 白夜叉
 そこで己の血が腐るまで見ているがいい
 お前の護ろうとしたものが あの時のように 全て壊れていく様を
 松陽もまた見ていよう 己の命を賭して護った弟子(もの)が
 何も護る事もできずに無様に壊れていく様を」


今週はホント、読み進めるのが辛かったです。
毒に体を冒され、視界も歪み、意識も落としそうになり、絶望の縁に立たされそうになってる銀さんを見るのは辛かったです。
流血萌えで流血燃えな私も、今週の毒で動けない体を叱咤する血まみれな銀さんを見るのは、どうしようもなくしんどかったです。

銀魂の最終回が近いんじゃないかとは全然思わないんですけど、ぶっちゃけ、今週で

銀さん死んじゃったらどうしよう!。・゚・(ノД`)・゚・。

とは思っちゃったしね!
ただ、ラストページの2コマを見て、そんな心配はとりあえず吹っ飛びました。
いえ、真選組は分かるんです。実質的な被害と言えば、神楽ちゃんと信女ちゃんに割かれそうになった総悟くんの股くらいだし。元気一杯な真選組がピンチにかけつけるのは分かるんです。

「すいませ~ん 夜遅くにこんな所で何やってるのかな
 悪いけど免許証見せてもらえる」

「こんばんは お廻りさんです」


ただ、問題なのは、見廻組までかけつけたってことです。
神楽ちゃん、新ちゃんの前には真選組が。
銀さん、月詠さん、信女ちゃんの前にはサブちゃん率いる見廻組が。

いやいやいやいや。待て待て待て待て。

いくらなんでも、サブちゃん復活するの、早すぎね?( ̄□ ̄;)!!

サブちゃん、あんた、ジャンプ12号で集中治療室っぽいところで、マスクとかまでされてたじゃん!
いくらなんでも復活早すぎ!

はーい。皆さん、りぴーとあふたみー!☆(≧▽≦)☆!

お前の母ちゃん〇〇か!( ̄□ ̄;)!!

万斉さんに貫かれたあの山崎だって、しばらく入院してからの復活だってのに、サブちゃんの回復力。やせ我慢にしても半端ないです。かっこいい!
ちゃんと新しい真っ白な隊服に身を包んでるあたり、即座に着替えを用意できる見回組の財力も半端ないです。かっこいい!←ぇ

なんなんでしょう、この空知んたまのテクニック。

読者(っていうか私)を銀さんの過去や松陽先生でどん底まで叩き落したかと思えば、最後の最後で燃える展開を持ってきつつ、おまけで力いっぱいつっこませる(笑)
80年代トレンディドラマなんて目じゃないくらいのジェットコースター展開で、落ち込んでた気持ちも一気に浮上しました。

きっと大丈夫。
今までも、斬られたり撃たれたり散々しても、「銀さん=天人説」がまことしやかに囁かれるくらいのバケモノじみた回復力を見せた銀さんなら大丈夫。
護り護ってくれる仲間がいる銀さんなら大丈夫。

そして、江戸には立派なお廻りさんがいるから、やっぱり大丈夫。
そのお廻りさんの白い方は、バラガキ篇の最後で、「この瓦礫の海を更地に変える」なんて物騒なこと言ってたけど、うん、多分、大丈夫(笑)

今週の銀魂は読み返すのがやっぱり辛いけど、最後の1ページがあるかぎり、きっと大丈夫。

ところで、これで高杉さん登場フラグはばっちりな気がしないでもないんですが、狂乱の貴公子は今一体どこで何をしてるんでしょうか。どっかでエリーと呼び込みのバイトにいそしんでるってオチでもナチュラルに納得しちゃいそうです。
いやまあ、ここでがっつりシリアスな桂さんにまで参戦されたりしたら、私の心臓がときめきすぎて爆発するしかないので、私の生命維持のためにも、桂さんがエリーとバイトに励もうが、幾松さんのとこでのんびりそばすすってようが、それはそれでノープロブレムですが、それより何より、攘夷戦争の回想シーンで結構はぶられ率の高い坂本さんが、銀さん達3人と、どんな風に絡んでたのかが急に気になってきました。
そのうち、坂本さんメインの長編で何気に回想シーンが挟まれたりしないかな♪

と、まだ鈴蘭篇が終わってもないのに、この先の展開を思ってウキウキしちゃうってのは内緒ですが、ともかく鈴蘭篇!
このままあっさり終わるとも限らないし、当分 ギャア!( ̄□ ̄;)!! な展開は続きそうです。

来週の展開が気になりすぎてヤキモキしっぱなしの一週間になることは間違いないんですが、とりあえず、「ギャア!( ̄□ ̄;)!!」って叫ぶための発声練習でもしておくかな!☆^(o≧▽゚)o ←ぇー



【巻末コメント】

「久しぶりに思っきりウンコもらしました。 」

ななな、

何があったの、空知んたま!( ̄□ ̄;)!!

っていう、巻末コメントまで本編に負けず劣らず衝撃的な一方で、ババコンガ松尾さんはと言うと、ものっそ平和なコメントでした。

「最近アニメの美少女キャラグッズが俺の布団を占領中。
 俺は一体どこに向かっているんだろうと困惑中」


ちょっと和んだ(笑)


【次回予告】

「鏡を見て自分の人生を考えるマダオだが…!?」

( ´゚д゚`)エー


※楽天の字数制限で書ききれなくなったので、銀魂スケジュールは鉛筆絵更新の方で!(`・ω・´)キリッ


 その他ジャンプ感想は こちらです。





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最終更新日  2012年03月27日 07時14分42秒
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