2008/08/20(水)21:41
鼓笛隊の襲来 三崎亜記
鼓笛隊の襲来
驚くような発想で独自の世界を紡ぎだす三崎さん。
この短編集もまるで台風のような鼓笛隊や本物の象が滑り台になったり、
異次元の部屋に閉じ込められてしまった男性などなど、
まー、よくもこんなこと考えるわな~なシチュエーションばかりなので、
受けつけない人も多そうだけど私はかなり好き。
ただ、
「喪失」する話が多かったせいか、読後は凄く寂しく、人恋しくなった。
デビュー作「となり町戦争」は読んだけど、
「バスジャック」と「失われた町」は未読なので早く読もう。